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安中公害 農作物に大被害 1970(昭和45)年7月3日

県は昨年、安中公害を調べるために碓氷川流域環境汚染調査を実施したが(略)それによると、東邦亜鉛安中製錬所から排出されたカドミウムは米麦、桑などの農作物に大きな被害を与えていることがわかった。

安中公害は東邦亜鉛(当時日本亜鉛)が1937(昭和12)年に操業を始めた直後から被害が発生した。排出されたカドミウムが原因で稲や桑の立ち枯れが起きた。67(昭和42)年に工場拡張に向けた工事が始まると、地元の反対運動が高まった。被害農家は前橋地裁に会社の責任追及と損害賠償を求めて提訴、86(昭和61)年9月に和解が成立した。