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奇病フィラリア病 1967(昭和42)年8月26日

蚊によって媒介されるフィラリア病という奇病が、県下では初めて吾妻郡中之条町と吾妻町に連続発生。群大医学寄生虫学教室の沢田利貞教授ら五人が現地を訪れ、二十八日から九月三日まで調査を行なう。

フィラリア病は熱帯性の病気で、蚊によって体内に入った小虫は成長して親虫になるが、増えることがないためすぐに発病せず、発病まで10年、20年という年月がかかるという。九州など温暖な地方では患者がいた。発病し、病状が進むと高熱が出、寒けや震えを伴った発作などを起こし、当時の特効薬を飲んでも、完治はなかなか難しかったとされる。