上毛新聞プレーバック

モスリン工女がストライキ 1917(大正6)年9月7日

館林町上毛モスリン株式會社の工女の一部は四日夜突然同盟能業を企てたるが其原因は連日午後六時より八時迄居残勤務を命ぜられ遊びたい盛りの年頃なれば大に不平に思ひ此騒ぎに及べるものなる

上毛モスリンは館林の伝統技術である機業を生かした近代的織物会社として、1896(明治29)年に設立された。県外資本も加わり急速に発展、従業員は最盛期の大正中期に2000人規模となった。待遇改善を求めた工女たちのストライキは県内初とされている。明治後期に建てられた事務所は木造2階建て、擬洋風の建築物。県重要文化財に指定されている。