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綾戸橋 一瞬谷底に 1978(昭和53)年9月10日

九日午前、勢多郡赤城村の県道と北群馬郡子持村の国道17号線を結ぶ「綾戸橋」(長さ八十一メートル)の架橋工事現場で、建設中の橋が突然(略)不気味な大音響を立てて両岸の基礎橋台部分から崩れ落ちた。

事故発生当時、橋の上で下請け土建会社の13人が作業していた。このうち逃げ遅れた9人がミキサー車やクレーン車と一緒に20メートル下の利根川に転落。4人が死亡し、5人が重軽傷を負った。地形的に橋脚を設けることが困難なため、工事は両岸から鉄筋コンクリートを伸ばし、中央で接続する工法を採用、残る8メートルほどを接続する段階だった。