上毛新聞プレーバック

リンゴの駅 今いずこ 1978(昭和53)年11月3日

沼田リンゴの出荷駅、国鉄沼田駅のリンゴ小荷物取扱量がガタ減りだ。小まわりのきく民間業者に荷をとられてしまい、一昨年の半分にまで落ちてしまった。沼田駅ならではの秋の風物詩もみられなくなった。

シーズンを迎えた沼田リンゴの流通が、鉄道輸送から宅配便での配送に移っていった様子が描かれている。沼田駅では10月中旬から暮れ、正月の贈答用が集中する12月いっぱいまで扱い、農家がトラックに満載したリンゴ箱を運び込んでいたという。ただ宅配業者が荷物を取りに来て、配達先の玄関まで届ける便利さに、委託先は変わっていった。