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冬桜咲く 猛火をくぐりぬけ 1973(昭和48)年12月2日

国の天然記念物、多野郡鬼石町三波川桜山の冬桜が、三月の鬼石の山火事のなかで、わずかに残って、ことしも花をつけ、一日、三波川冬桜保存会(飯塚馨会長)の手で、冬桜まつりが行われた。

三波石と共に名高い「冬桜」。鬼石地区の名物としてこの時季、県内外から多くの観光客を集めるが、背景には地元の人たちによる地道な努力があった。1973年3月24日、強風の影響も受け大規模な山火事が発生。冬桜は壊滅的な打撃を受けたが、その後の植樹などで7000本が咲き誇るまでに復活した。毎年12月1日にはまつりが行われている。