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信州ソバと張合う 1953(昭和28)年12月14日

郡内の開拓地でとれるソバ粉を原料に名産“豊秋ソバ”で売出した北群馬郡豊秋村農協ではこんど県下各観光地と手を結び、セロハン包装の一箱三パ入を百円でみやげ品に出荷、信州ソバと張り合うことになつた。

旧豊秋村は現渋川市の行幸田、石原、中村地区の辺り。榛名山と赤城山に挟まれ、霧が出やすい高台で香り高いソバが採れる。「豊秋そば」は養蚕に押されて一時期、姿を消していたが、20年ほど前に地元農家の努力で復活した。行幸田地区のソバ畑では開花時期の毎年9月下旬に「みゆきだそば祭り」が開かれ、手打ちそばが無料で振る舞われる。