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私費で故郷に美術館 1986(昭和61)年12月20日

桐生市で、3年後を目途に美術館建設が計画されている。同市出身で有数の絵画蒐集家として知られるダイエー顧問、大川栄二さん(62)夫妻が私費を投じて建設。所蔵する約1000点のうち9割の寄贈を予定。

大川さんは、人生の糧として、近代美術を確立したといわれる具象画家、松本竣介をはじめとする国内の画家のほか、ピカソやモジリアーニ、ルオーの作品などを集めた。美術館建設は「桐生の文化的土壌を育てたい」との思いからで、市内を一望できる自然豊かな水道山の中腹に開館した美術館では、くつろいだ雰囲気の中、絵をじっくりと楽しめる。