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県、フジタの油彩1億円で購入 1991(平成3)年6月4日

県は三日、(略)日本画の技法を織り交ぜる作風で一世を風靡ふうびした洋画家、レオナール・フジタ(日本名・藤田嗣治、一八八六-一九六八)の油彩作品「人形を抱く少女」(略)を、一億六百万円で購入したと発表した。

県が購入した1億円を超える高額絵画は同作品で4点目。県立近代美術館によると、フジタが1913年に渡欧後、パリで著名画家と交流する中で、洋画を基調とした乳白色の画肌に、日本画独特の繊細な線を描く個性的な作風を確立する過程の23年に制作した希少な逸品。同館で早速一般公開され、現在も17日までのコレクション展で紹介している。