上毛新聞プレーバック

サマーにならない夏 1993(平成5)年8月8日

太陽がギラギラ照り付け、セミがけたたましく鳴くはずの日本の夏。だが、今年はちょっと変。子供たちでにぎわうプールはガランとし、景気低迷とのダブルパンチで夏物衣料やエアコンの売れ行きも低調だ。

戦後2番目に平均気温が低い夏となり、深刻なコメ不足に見舞われた。前橋の7月の平均気温は21.8度。観測史上最高を更新した今年より7度も低かった。夏物商戦は振るわず、ビールの売り上げもさっぱり。避暑でにぎわうはずの山間地の観光地は閑古鳥が鳴いた。記録的低温と日照不足で野菜は品薄となりキャベツが1個300円など高値を付けた。