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平安時代の大地震 証明 1989(平成元)年11月16日

勢多郡新里村武井の砂田・鎮守地区で、平安時代以前の「砂田遺跡」が見つかり、弘仁九年(八一八)に関東一円を襲った大地震で発生したとみられる泥流に埋没した水田遺構が確認された。

弘仁地震は関東平野北西部で発生、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.5以上と推測されている。甚大な被害をもたらし、菅原道真が編さんした「類聚国史(るいじゅうこくし)」には「山は崩れ、いくつかの里が土砂に埋まった。数えきれないほどの人が土砂に押しつぶされた」と記されている。水田遺構の発見は文献を裏付けた。今年はこの地震から1200年に当たる。