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70年間の計画に終止符 尾瀬分水 1996(平成8)年3月2日

県議会二月定例会は一日、前日に続き一般質問を行い、(略)四氏が(略)県の姿勢をただした。この中で計画から七十年近くに及んだ尾瀬分水計画が事実上、白紙撤回されること(略)が明らかにされた。

尾瀬分水は尾瀬ケ原から只見川に流れる水を利根川水系に分水、発電に利用し、水を首都圏の水がめとして活用する壮大な構想だった。1922(大正11)年に水利権が設定されたが、未着手のまま東京電力が延長を断念、自然保護の流れが鮮明になった。96年秋には尾瀬ケ原に注ぐ只見川水系の沼尻川へ尾瀬沼から冬季を除き常時放水することが分かった。