桐生第一 全国1勝 高校ラグビー大会
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桐生第一―米子工(鳥取) 前半3分、桐一のFW新井が左中間にトライを決める=花園ラグビー場

 【大阪=綱島徹、飯島礼】第98回全国高校ラグビー大会第2日は28日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で1回戦の残り11試合が行われ、初出場の本県代表、桐生第一は前後半合わせて18トライの猛攻で米子工(鳥取)を110―0で退けた。2回戦で30日午前9時から、5度の優勝を誇るBシードの常翔学園(大阪第3)と対戦する。

  ▽1回戦
 桐生第一 110(52―0)0 米子工(鳥取)
        (58―0)


 【評】桐生第一は要所でキックを織り交ぜ、多彩なアタックを続けた。試合開始45秒、SO斉藤が中央ラックから抜け出し、CTB奥田が先制トライ。流れをつかむと、続く3分にはハーフウエーライン付近からWTB藤生が前方へ大きくキックし、フランカー新井主将が拾ってトライ。その後もCTB矢内が3トライを挙げるなどBK陣が活躍し、52―0と大差をつけて折り返した。

 メンバーチェンジ後の後半も勢いは衰えず、後半1分に敵陣22メートル付近のラックからフッカー明光が持ち出してこの日2本目のトライ。後半だけで10トライを挙げて圧倒した。

◎多彩な攻撃トライ量産
 流れるようなパス回しから、俊足を生かしたトライを量産。桐生第一の攻撃が面白いように決まった。試合開始わずか45秒、FWが相手を引きつけて前進し、CTB奥田北斗が走る理想的な展開で先制トライ。この時点で霜村誠一監督は好結果を予感した。

 対戦相手が決まってから米子工の分析を繰り返し、「前に出てくるディフェンスに負けないよう、アタックし続ける」(霜村監督)ことを目標に定めた。タックルされても球をつなぐオフロードパスに加え、キックパスも使った多彩な攻撃が継続的なアタックを可能にした。

 米子工は予想以上に厳しく前に出てきたが、SO斉藤誉哉がインサイドに味方を集めて攻撃のオプションを増やし、冷静に対応。味方のアタックへ転換した。

 「110―0で圧勝」「初出場100点ゲームでディープインパクト(衝撃)」。インターネット上には桐一のプレーをたたえる文字も躍るが、選手は「勝てたのは個々の力が大きい。細かなミスも多かった」と冷静だ。

 次の相手は大阪府予選で前回王者・東海大仰星を破った常翔学園。だが「やるべきことにチャレンジし続ける」(新井穂主将)姿勢が桐一の強み。この大会へ磨いてきたアタックの継続など、試合に応じたプレーを続けた先に、より大きなインパクトがあるはずだ。(飯島礼)

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