車いすソフトボール国際大会「ワールドシリーズ」 日本が初制覇
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大会で力強くバットを振る平井(左)と大谷(右)(日本車椅子ソフトボール協会提供)

 車いすソフトボールの国際大会、ワールドシリーズinカンザス州が15~17日、米国で行われ、日本代表が国別対抗で初優勝した。3チームの総当たりで、日本はラテンアメリカに8―1、アメリカに6―2で連勝した。群馬県から群馬シャドウ・クレインズの平井修(上毛新聞社)と大谷颯の2人が出場、勝利に貢献した。18チームが争った全米選手権は5位に入った。

◎持ち前の堅守光る
 「日本らしい」戦い方で勝利をつかんだ。力強い打撃が得意の海外選手に対し、低めに投球してゴロを打たせることで、ラテンアメリカを1失点に抑えた。7年間勝てなかった米国にも2失点と堅守が光った。攻撃では走力を生かして出塁、進塁して得点を重ねた。

 代表での練習時間は少なくても、コミュニケーションを忘れなかった。今年は実技を含む選考会で選手が選ばれたため、例年と比べて勝ちへのこだわりが強いチームだった。平井は「どのチームよりも声が出ていた。個人の力がある海外選手を相手に、総合力で勝つことができた」と振り返った。

◎群馬から出場の2人 攻守で貢献
 外野手の大谷は、他の選手の欠席により、急きょ一塁手として出場した。野球の経験も生かして米国戦では三重殺で仕留める場面もあった。「チーム全員が走者の動きを予測していた。仲間の送球が完璧だったから乗り切れた」と話した。

 大谷は5番打者で得点にも貢献した。全米選手権では米国のエース投手から2点打を放った。「自分のスイングができた。いい投手相手に打てたことは大きい」と振り返った。

 捕手の平井は「展開を予想して自分の役割をしっかりこなせた」と話した。昨年は海外選手に圧倒され、目の前のプレーに必死だった。この1年で走力やバントの精度を高め、米国相手に「互角に戦えた」と満足の表情だった。

 10月の中外製薬東京国際車椅子ソフトボール大会でもう一度米国と戦う。大谷は「本気で倒しにくるだろう。ここで勝てなければ本当の勝利とは言えない。日本の人たちに競技の魅力が伝わるようなプレーをしたい」と意気込んだ。

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