ファナティコス3位 高崎選抜7位 上毛新聞社杯U―12サッカー
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準決勝 ファナティコス(高崎)―栃木SCジュニア 後半、前線へ駆け上がるファナティコスの大沢(右)と小林(左)=県立榛名公園松之沢グラウンド
決勝 浦和レッズジュニア(埼玉)―栃木SCジュニア 前半3分、浦和の白井(左)がヘディングシュートを決めて先制=県立榛名公園松之沢グラウンド
1回戦 高崎選抜―栃木SCジュニア 果敢に突破を狙う高崎選抜の青柳(右)

 小学生年代の国内外の強豪サッカークラブが集う「上毛新聞社杯U―12国際親善大会」(実行委員会主催、高崎市、上毛新聞社共催)の最終日は16日、高崎市の群馬県立榛名公園松之沢グラウンドで決勝トーナメントを行い、県勢はファナティコス(高崎)が3位、高崎選抜が7位だった。決勝は浦和レッズジュニア(埼玉)が栃木SCジュニアを3―0で下して初代王者に輝いた。

◎強豪と互角に戦う自信宿す…ファナティコス
 ファナティコスは 1回戦で大型選手を擁するイルサンアリFC(韓国)に2―2の同点と粘り、PK戦で勝利を収めた。値千金の2点目は、高橋温郎のシュートのこぼれ球に大沢誠虎せら主将が反応。「身長差があっても足元やディフェンスラインの裏に速いボールを通せば対応できる」(大沢主将)と手応えを得た。

 続く栃木SCジュニアとの準決勝も高橋と大沢のホットラインが結ばれ、前半から主導権を握った。ところがシュートを重ねながら決定力を欠き、じらされる展開になると終了間際にPKを与えてしまった。相手の狙いを読み切ったGK吉田晃彩がコース真正面に跳ぶ好セーブでしのいだが、消化不良の感が残った。

 後半は的確にパスを通す栃木に翻弄ほんろうされる場面が増え、痛恨の1失点。吉田は「終盤は声が出なくなり、雰囲気が悪かった。早めに得点できていれば流れは違ったはず。もう少しシュートチャンスを生かさないと」と攻撃面で課題を挙げた。

 ただ、大会で得た経験は無駄にならない。大沢主将は「(韓国勢は)当たっても本当に動かせなくて。強い相手と戦うのは楽しい」と振り返った。どんな強豪とも互角に戦える自信を宿し、今季の躍進を誓う。(田中暁)

◎浦和が初代王者 高い基礎力で全3試合無失点
 浦和レッズジュニアが決勝トーナメントの全3試合を無失点で勝ち抜いた。高い基礎力に加え、「ボールを持ったらアイデアを出す」(岩崎芳和コーチ)という発想力重視の柔軟なプレーが初代王座を引き寄せた。

 決勝は前半3分、右サイドからのクロスを中西栄斗が頭で折り返し、白井桜介がヘッドで決めて先制した。後半は左サイドでこぼれ球を拾った田中一信が、ゴール前に入った阿部湧心の足元へ絶妙のクロスを送り2点目。互いの位置を瞬時に把握し、よどみなく攻撃を繰り出した。

 決定的な3点目は174センチの小鷹凜太朗によるミドル。すっと左足を振り抜いてゴール右隅に突き刺した。「いつも打たない距離だけど、状況に応じるなら、ここ」と思い切った決断が奏功した。

 夏休みに高山村でファナティコスと合宿を張り、会場の雰囲気はつかんでいたという。和田直哉主将は「山の中のサッカーは涼しくて、いい感じ」と気に入っていた。

 表彰式後は、長男が誕生して間もない金生谷仁監督(元ザスパ草津)にゆりかごダンスの動画を送り、優勝報告で祝福した。

◎「勉強になった」…7位の高崎選抜
 高崎選抜は1回戦で大型選手が多い栃木SCジュニアの守備を崩すのに苦労し、じわじわと点差を広げられた。一方で選手は勝つために工夫を凝らし、「勉強になった」という声が上がった。

 左サイドの青柳遥大が成長著しかった。「相手のパスが正確で展開も速い。あれに付いていけないと」と意識を高め、フェイントを交えた突破を試した。イルサンアリFC(韓国)との5位決定戦は後半終了間際にゴール。「フリーなら打つ」と決断の早さが決め手となった。

 高橋大和主将は選抜チームをまとめる難しさを実感し、「コミュニケーションの大切さをみんなが学んだ。強豪の速さ、強さも知った」と収穫を口にした。

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