上武大 12年連続本戦死守だ あす東京で箱根駅伝予選会 
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12年連続の本大会出場を狙う上武大
9年連続の予選会で国公立大の2位以内を狙う高崎経大
創部2年目で初めての予選会に挑む育英大

 第96回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝、来年1月2、3日)の出場権を懸けた予選会が26日、東京・陸上自衛隊立川駐屯地から昭和記念公園までのハーフマラソン(21・0975キロ)で行われる。群馬県からは12年連続の本大会出場を狙う上武大と9年連続予選会出場の高崎経大に加え、昨年創部した育英大が初めて参加する。各校10~12人が出場し、上位10人の合計タイムによって本大会出場10枠を争う。

◎無理なく走り負けない戦い
 上武大は前回、記念大会増枠の11位で本大会に滑り込んだ。今回は出場枠が上位10校に戻り、シード権を失った早大、日体大など名門校も予選会に回ってきた。厳しい戦いが予想されるが、近藤重勝監督は「上位校との差は昨年ほど大きくない。選手がそれぞれの役割を果たせば」と焦りはない。

 12年連続の本大会出場に向けて、近藤監督が意識するのは「負けない戦い」。選手が出してきた目標は前回予選会4位相当のタイムだったが、「力んで失速しては意味がない」と8位相当の10時間43分に修正。無理のない範囲の記録を目指し、レース中の調子次第でプラスアルファを狙う。

 本番は大半の選手が集団で走るが、佐々木守主将と坂本貫登のエース格2人はフリーで走る。佐々木主将は5月の関東インカレ男子2部ハーフマラソンで青学大の主力を抑えて3位。3年生の坂本は今年のドーハ世界陸上男子マラソン代表の山岸宏貴(GMO)が持つ1時間2分51秒の大学記録更新を視野に入れる。坂本は「仕上がりがいいので十分狙える記録」と言う。

 4年連続予選会に挑む橋立旋や昨年チーム3位の岩崎大洋も好記録が期待できる。橋立は「経験を生かしたい」、岩崎は「ラスト5キロが勝負。今年もチームを勢いづけたい」と意気込む。

 花田勝彦前監督(現GMO監督)が退任して4年目。現チームは全員、入学時から近藤監督体制で走ってきた。佐々木主将は「勝負の年。ここで(連続出場を)途絶えさせるわけにはいかない」と覚悟を口にする。

◎「持ちタイムは歴代最速」 高経大
 9年連続予選会出場の高崎経大は国公立大2位以内が目標。前回は筑波大、東大、一橋大を下回ったが、高橋栄作監督は今年、「持ちタイムは歴代最速」と手応えを口にする。

 昨年まで2、3泊だった夏合宿を初めて7泊8日に延ばした。短期間に練習を詰め込んで故障者が出た反省から、余裕のあるスケジュールで実施。高低差のあるコースで24キロ走を行うなど距離を踏み、石沢由祐主将は「充実した内容で、けがもなかった」と振り返る。9月のレースでは自己記録を更新する選手が続出した。

 4年生が最後の予選会を前に調子を上げている。けがで前回不出場だった丸山達広は、プロランナー、川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)の弟、鴻輝さん(埼玉・久喜市議)が持つ「ハーフマラソンの大学記録を狙う」と気合十分。石塚一大は自主的に朝練習を行い「4年間で一番の出来。チームのためにタイムを稼ぐ」と燃えている。

◎「どこまで力があるのか確かめたい」 育英大
 2024年までの箱根駅伝出場を目指し、昨年4月に創部した育英大。1989年の箱根駅伝で5区山上りの区間賞を獲得した島津秀一氏が駅伝監督を務め、予選会に初挑戦する。島津駅伝監督は「どこまで力があるのか確かめたい」と語る。

 1期生4人で始動した駅伝部門は今春、競歩1人を含む10人が加入。新興校が実績のある選手を獲得するのは難しいが、1年生のエース格、新田颯は3000メートル障害でインターハイに出場している。新田は「一から始めるところに魅力を感じた。箱根出場の歴史をつくりたい」と力を込める。

 柱は前橋育英高出身の外山結主将。高校時代はけがで苦しんだが、大学入学後に力を付け、練習で1万メートルを30分10秒台に乗せた。予選会で上位を目指し、本大会出場権を得られなかった大学から16人が選ばれる関東学連選抜入りを狙う。外山は「選抜で箱根を走り、大学の知名度を上げたい」と意気込んでいる。

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