花園で再会誓う 高崎ラグビークラブの3人 別の強豪校進み腕磨く
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全国各地の強豪校に進学する高崎ラグビークラブの(左から)桜井、白石、穴沢

 中学生を対象とした昨年末の全国ジュニアラグビー大会に群馬県スクール代表として出場し、そろって優秀選手に選ばれた高崎ラグビークラブ(RC)のハーフ団2人が今春、全国優勝経験を持つ強豪高校に進む。SH白石颯は本年度の全国高校大会で初めて単独優勝した桐蔭学園(神奈川)、SO穴沢開は5度の花園優勝を誇る東海大仰星(大阪)に進学。別々の道を選び、「花園の決勝で」と再会を誓う。

 2人は、全国ジュニア大会で群馬県スクール代表の最高成績となる第2ブロック準優勝に貢献した。一方、高崎RCとして最大の目標だった全国中学生大会(ラグビースクールの部)は予選となる東日本大会で敗れ、本大会出場を逃した。「高校で日本一」と厳しいレギュラー争いを覚悟の上で、強豪校進学を決めた。

 白石の進む桐蔭学園は春の選抜大会、夏の7人制大会、冬の花園を制し、高校3冠を達成した屈指の強豪。この冬の花園で2年生ながら活躍し、新チームで主将を務めるナンバー8佐藤健次は、小学生まで高崎RCに所属していた。白石は「関わりのあった先輩がいるので心強い」と話す。

 165センチと小柄だが、素早い球出しとパスでテンポ良く試合を展開する。穴沢から「SHにぴったりの良い意味でのずる賢さがある」と評価される頭脳や走力を武器に、パス以外でも積極的にプレーに絡む。「ユーティリティープレーヤーとして、攻守に参加できるところをアピールしたい」とポジション争いに挑む。

 東海大仰星に進む穴沢は精度の高いキックで陣取り合戦を優位に進める。敵味方の状況を的確に判断して、ゲームをコントロールする能力も高い。FBとして出場した全国ジュニアでの優秀選手選出は2年連続。「厳しい環境で自分を磨きたい」と強敵ひしめく関西に足を踏み入れる。

 練習を見学した際、負傷中の選手が必死にトレーニングやサポートに励む姿を見て、チームの雰囲気にひかれた。「部員一人一人の意識の高さを感じた。ラグビーは紳士のスポーツ。3年間でプレーヤーとしてだけではなく、人間的にも成長し、チームを動かせる選手になりたい」と語る。

 高崎RCから強豪校に進むのは、2人だけではない。全国ジュニア大会に出場したロック桜井瑛太は、花園20年連続出場の国学院栃木に進学。伝統的に強力FWのチームで、「FWでがつがつ攻めるところが、格好いい」とプレースタイルに憧れたという。体重73キロと小柄だが、豊富な運動量やスピーディーなタックルが持ち味。「小さくても、強い体をつくって簡単には倒れないFWに」と意気込む。

 しろいし・はやて 2004年5月生まれ。富岡北中。165センチ、60キロ。
 あなざわ・かい  2004年5月生まれ。前橋五中。172センチ、70キロ。
 さくらい・えいた 2004年4月生まれ。高崎佐野中。168センチ、73キロ。

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