今井美穂選手 MTB女子の東京五輪代表が正式決定 群馬県第1号
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マウンテンバイクの東京五輪代表に選ばれた今井選手=昨年12月

 日本自転車競技連盟は3日の理事会で、マウンテンバイク(MTB)女子の東京五輪代表に富岡市出身の今井美穂選手(33)=CO2bicycle、前橋新田小教諭=を選出した。自身初の五輪代表入りで、群馬県選手では東京五輪代表第1号となる。

 今井選手は東女体大を卒業後、小学校で教員を務めながら競技を続け、2018、19年の全日本選手権クロスカントリーを連覇。今年2月のアジア選手権(タイ)で日本人最高の5位に入るなど実績を重ねた。161センチ、54キロ。

 男子は2008年北京五輪から4大会連続出場の山本幸平選手(34)=DREAM SEEKER RACING TEAM=を選出した。

 連盟は当初、5月28日付の国際自転車連合(UCI)個人ランキングの日本人最上位選手を代表にするとしていた。新型コロナウイルスの影響で3月中旬以降は選考対象レースが中断しているが、選考対象期間の大半を消化していることなどから、その時点でのランキングで今井選手と山本選手が選ばれた。

 日本の出場は開催国枠の男女「1」のみとなる見通しで、今井選手と山本選手は2番手以下に大差をつけている。

◎児童の応援 励みに…一問一答
 マウンテンバイク(MTB)の東京五輪代表に決まった今井美穂選手(CO2bicycle、前橋新田小教)は、小学校教諭と競技を両立させながら着実にポイントを重ね、狭き門を突破した。代表が正式決定した3日も、仕事を終えると早速練習に励み、余念がない。念願の五輪切符を得た今井選手に話を聞いた。

―東京五輪出場が正式に決まった。率直な感想は。
 ホッとした。うれしい。五輪への強い思いで毎日の練習を続けられた。ここから気持ちを新たに再スタートを切りたい。

―仕事を持ち、大会出場が制限される中での選考が続いた。
 昨年のうちに有利な位置に付け、追い付かれても抜かれないよう計画を立てた。高ポイントが取れるレースに出場するなど、効率的に進められた。個人参戦が多く、機材整備や遠征先で支えてくれた方がいなければ活動できなかった。感謝したい。

―小学校教諭と両立を図ってきた。
 子どもたちに応援してもらい励みになった。大きな目標を目指す姿勢を示すことができた。

―新型コロナウイルスの影響は。
 屋外練習に制限はあったが、室内トレーニングで持久力を落とさないよう心掛けてきた。

―大会まで1年。当初より長期間の調整が必要となったが。
 足りていない部分はたくさんある。練習できる時間が増えたと考え、プラスに捉えたい。コロナの影響が続くので10月の全日本選手権を念頭にあせらず無理せず活動していく。

―「最初で最後の挑戦」と語っていた東京五輪。どんな大会にしたいか。
 国内で通用しても世界から見れば劣ってしまう。年齢的にも1歳増えるが、実力を高めて選手生活の集大成として悔いなくやり切りたい。

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