密を回避“バーチャル大会”号砲 赤城・白樺マラソン中止で8月
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昨年のあかぎ大沼・白樺マラソン大会。湖畔周回のコースは平地より10度ほど涼しい

 新型コロナウイルス感染症の影響で多くのマラソン大会が中止になる中、群馬県の前橋市まちづくり公社と市は26日、スマートフォン用ランニングアプリを使った「あかぎ大沼バーチャルトライアル」を開くと発表した。日時を定めず、参加者は8月の好きな日時に大沼周回コースを最大4周(20キロ)走り、アプリで集計した記録から順位を付ける。密集を回避しつつ、夏の赤城山を訪れてもらい、観光振興にもつなげる狙いだ。

◎市長「新しいスポーツの形」
 大沼湖畔では毎年8月に「あかぎ大沼・白樺マラソン大会」が開かれている。レースの少ない夏場、市街地より10度ほど涼しい環境で走れることから人気の大会で例年約2000人が参加する。今年も8月30日に予定されていたが、感染拡大防止のため中止になった。

 密を避けながら、赤城山の自然の中でランニングを楽しんでもらおうと、同公社はバーチャルトライアルを企画した。コロナ禍でバーチャルイベントは増えているが、指定コースを走るマラソンイベントは全国でも珍しい。来訪者の減った赤城山エリアへの客足を呼び戻したい考えだ。

 参加者は8月1~31日の好きな日時に1周5キロの湖畔周回コースを1、2、4周の3種目から選んで走る。会員制交流サイト(SNS)機能を持ったアスリート向けのアプリ「STRAVA(ストラバ)」をダウンロードし、アプリや衛星利用測位システム(GPS)内蔵腕時計でコースとタイムを記録。ほかの利用者とデータを共有できる機能を使って記録を集計する仕組みで、タイムや順位はSNSやホームページ(HP)で発表する。

 26日の定例記者会見で山本龍市長は、「新型コロナに対する新しいスポーツの形を提示できる。ぜひ多くの人に参加してほしい」と呼び掛けた。

 参加は無料。アプリは一部機能が有料だが、無料機能だけで参加できる。7月1日~8月31日、公社HPで参加登録を受け付ける。

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