古河ロックドリル高崎工場が初制覇 天皇杯野球県大会
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初優勝を果たし、帽子を投げて喜ぶ古河ロックドリル高崎工場=上毛新聞敷島
魁-古河ロックドリル高崎工場 6回1安打無失点の好投を見せた古河の先発戸部

 軟式野球の天皇賜杯第75回全日本大会群馬県大会は5日、前橋市の上毛新聞敷島球場で準決勝と決勝を行い、決勝は古河ロックドリル高崎工場(高崎)が魁(富岡)を4-1で破り、初優勝した。優勝チームは本大会(10、11月、岡山)に、準優勝チームは群馬県で行われる会長旗関東選抜大会(10月)に出場する。

 ▽決勝
魁(富岡)
 000000100-1
 00102100×-4
古河ロックドリル高崎工場(高崎)
▽三塁打 江原 滝沢
▽二塁打 奥田 小柳
▽審判 川崎 長谷川 井汲 木暮


 ○…古河ロックドリルが長短9安打で快勝した。三回、江原の右越え三塁打と関口の適時打で先制し、六回は小柳の適時二塁打で4点目。先発戸部は6回を1安打で零封。継投の3人も試合をつくった。

 魁は七回、四球で出た平方を瀬間が適時打でかえし、1点を挙げたものの及ばなかった。

◎戸部が6回1安打無失点…古河
 両チームとも発足以来初の天皇賜杯県決勝進出となった一戦。栄冠をつかみ取ったのは、投打がかみ合った古河だった。藤野卓哉監督は「最近は暗い話題が多い中で、会社に明るいニュースを届けることができる」と喜びをかみしめた。

 本格派の投手が勝利を呼び込んだ。先発戸部魁人は六回まで1安打無失点と好投。147キロの速球で圧倒した準決勝から一転、決勝ではツーシームとスライダーを中心に投げた。「準決勝は相手チームが見ていたので、速い球を投げるイメージをつけたかった」。不意を突く投球で相手の打線を崩した。

 その戸部を後押しするように、打線も三塁打2本を含む9安打と好調だった。「狙い球を直球に絞った」という江原龍之介主将は三回に直球を右越えの三塁打とし、先制のホームを踏む活躍。「普段は打つ方ではない」と謙遜する滝沢由は、五回1死三塁の好機で三塁打を放って、チームに大きく貢献した。

 新型コロナウイルス感染症の影響で縮小された県大会だったが、10月に岡山で開かれる本大会への出場切符を手にしたことに変わりはない。藤野監督は「出るからには一つでも多くの勝ちを重ねたい」。この勢いに乗って、全国の舞台でも上位を狙う。(丸山朱理)

◎魁(富岡) 一歩及ばず すがすがしく「次リベンジ」
 五回裏に1死三塁のピンチを迎えると、マスクを外した魁の神戸良主将は先発石塚真也に駆け寄った。「気にしなくていいよ。切り替えて野球を純粋に楽しもう」。年長者として、動揺する投手を落ち着かせた。

 神戸主将は8年前に地元友人らと魁を結成したが、結婚などで初期メンバーが徐々に抜け、今は年下の25歳以下がチームの中心。「後輩のおかげでプレーできているからこそ決勝を味わってほしかった」と、接戦の準決勝を乗り越えて臨んだ一戦だったが、あと一歩及ばなかった。

 「つかむ機会の少ない栄冠を逃して後悔は残るけど、次回リベンジしたい」。そう話す表情はすがすがしかった。

 ▽準決勝
古河ロックドリル高崎工場(高崎)
 010001000-2
 000000000-0
恵比寿ホルモンズ(伊勢崎)
【古】小池、永井、堀野、戸部―田中
【恵】下田、阿部―大和
▽二塁打 関口(古)


 ○…古河ロックドリルの4投手が完封リレー。先発小池は6回を投げ、被安打1で流れをつくった。続く永井、堀野、戸部が1イニングずつをぴしゃりと抑え、相手打線を寄せ付けなかった。
 恵比寿は四回、四球で出た斎藤隆を二塁まで進めたが、得点はならなかった。

魁(富岡)
 000000010-0
 000000000-0
パナソニックライフソリューションズ朝日(吾妻)
【魁】奥田、田貝―神戸
【パ】富沢、高橋、江戸―山田
▽三塁打 石田(魁)


 ○…魁が投手戦を制した。先発奥田が8回5安打無失点で試合をつくり、継投の田貝も得点を許さず。打線は八回、石田が右中間三塁打で出塁し、主砲平方の右前適時打で決勝点を奪った。
 パナソニック朝日は先発富沢が7回5安打無失点と好投したが、打線の援護がなかった。

◎MVPは古河の小池 三賞受賞者
 5日に行われた軟式野球の天皇賜杯第75回全日本大会県大会で、優勝の古河、準優勝の魁の選手計5人が三賞に選出された。最高殊勲選手賞には小池亮佑(古河)が選ばれた。

 小池以外の受賞者は次の通り。
▽殊勲選手賞 江原龍之介(古河)奥田勇人(魁)
▽敢闘選手賞 戸部魁人(古河)神戸良(魁)

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