日本代表するボランチに 前橋育英のMF桜井 サッカーJ1神戸入団へ
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会見で活躍を誓った桜井(中央)。前橋育英高の山田監督(左)とJ1神戸トップチーム部の栗原部長とタオルを持つ=前橋育英高

 群馬県の前橋育英高サッカー部のMF桜井辰徳(18)=3年=のJ1神戸入団が内定し、18日に前橋市の同校で会見、「1年目から特徴を出し日本を代表するボランチになりたい」とプロ入りの抱負を語った。2年時から育英のエースナンバー「14」を背負う逸材で、同校83人目のJリーガーとなる。神戸は視野の広さ、スルーパスのセンス、オフザボールの位置取りなどゲームメークの実力を高く評価し、在学中にJリーグ出場可能となる特別指定選手の登録を準備している。

◎「日本代表するボランチに」
 会見では、神戸トップチーム部の栗原圭介部長が3月下旬の練習に桜井を合流させ、MFイニエスタらとのプレーを確認して入団要請したと明かした。「世界のトップ選手の中で臆することなく良いプレーをして、光るものを見せてくれた。将来のチームを背負って立ち、日本代表を目指してほしい」と期待した。

 桜井はユニホームに袖を通し、「イニエスタと同じピッチに立ちたいというのが神戸に決めた理由の一つ。日本、世界を代表する選手が多く、試合に出るのは大変だと思うが、厳しい競争に入ることで成長できる。吸収したい」と話した。育英で厳しい主力争いをし、毎日の努力を大切にした経験が決断を後押しした。

 同校の山田耕介監督は左右の足で精度の高いパスを出せる点が強みと説明。技術だけではプロで通じないとし、「(桜井は)周りが良い選手であればあるほど引き出しが出てくる。学ぶ姿勢が本当にある、人間力のある選手」と躍進の可能性を語った。

 父の亮さん(48)、母の涼子さん(51)も会見に立ち会った。桜井は3歳からボールを触り始め、幼稚園では新しい靴に1週間で穴が空くほど夢中になった。小学6年時、全国高校選手権で準優勝した鈴木徳真(J2徳島)らに憧れて育英進学を決意。寮生活で自立心を育みプロ入りの夢を叶えた。亮さんは「子どもの夢は自分たちの夢。チャレンジしてほしい」と目を細めた。

 さくらい・たつのり 2002年7月生まれ。埼玉県越生町出身。越生サッカー少年団―東松山ペレーニアジュニア。19年U-17日本代表に選出された。178センチ、68キロ。

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