女子ソフト日本リーグ高崎大会 ビックカメラ高崎が連勝
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ビックカメラ高崎―SGホールディングスグループ 1回裏ビック1死二、三塁、山内の中前適時打で三走内藤に続き二走山本(25)が生還して3点目=高崎市ソフトボール場
5回1/3を無失点と好投し、誕生日を白星で飾ったビックカメラ高崎の勝股=高崎市ソフトボール場

 ソフトボールの日本リーグ女子1部は11、12の両日、各地で第8節を行い、群馬県の高崎市ソフトボール場「宇津木スタジアム」で無観客で開かれた高崎大会で、ビックカメラ高崎がシオノギ製薬を8-0、SGホールディングスグループを11-3で下して2連勝した。別会場の太陽誘電は11日にデンソーに0-4で敗れたが、翌日に先発藤田倭が初の無安打無得点試合を達成して戸田中央総合病院に4-0で快勝した。県勢両チームは通算5勝2敗の2位タイに並んだ。残り4戦で、次戦は17日、ビックがデンソー、誘電が日本精工と対戦する。

 ▽第8節(11日)
ビックカメラ高崎
 000 020 6-8
 000 000 0-0
シオノギ製薬
【ビ】上野、勝股―我妻
【シ】吉井、千葉、吉井―宇野
▽本塁打 内藤、工藤(ビ)


デンソー
 1102000-4
 0000000-0
太陽誘電
【デ】フーバー、グッド、フーバー―小島、吉松
【太】藤田、尾崎、曽根―佐藤
▽本塁打 吉田、今村(デ)
▽二塁打 田中、川畑(デ)


 ▽第8節(12日)
SGホールディングスグループ(2勝5敗)
 210 000 0-3
 504 002 ×-11
ビックカメラ高崎(5勝2敗)
【S】パーナビー、市谷、加藤―山科
【ビ】浜村、勝股―我妻
▽本塁打 ポーター、桃原(S)糟谷、山本(ビ)
▽二塁打 山本、山内(ビ)


戸田中央総合病院(2勝5敗)
 000 000 0-0
 031 000 ×-4
太陽誘電(5勝2敗)
【戸】テーラー―坂本
【太】藤田―佐藤
▽本塁打 原田、尾崎、川村(太)


◎ビックカメラ・山本 通算45号弾 歴代1位
 三回先頭、とことん低めを突いてくる相手左腕にビックカメラ高崎の4番山本優は冷静だった。ボールカウント3-1。5球目の少し浮いた外角球を振り抜くと、打球は右翼フェンスを越えた。今季初、日本リーグ通算45本目で歴代単独1位となる一発に「今季は球の見方や構え、体の使い方、軸、どれも合っていなかった。それがやっと分かった」と語った。悩める日本の主砲に光明が差した。

 東京五輪に向け、昨季は相手の守備位置に応じて安打にする「確実性の高い打撃」を追求し、首位打者を争った。五輪1年延期を受けた今季は従来の打撃を見直して新たな挑戦を試みたが、結果が出ずにもがいた。

 苦悩は打順にも表れた。昨季まで不動の4番が今季開幕は1番。その後も動いた。「短期決戦は調子の良い選手がいるチームが強い。型にはめすぎず、試合ごとに生かしたい」という岩渕有美監督は山本を例外扱いしなかった。しかし高崎大会は2試合連続4番。「そこにどんと座ることで、つながりを生んでほしい」と本来の仕事を再び託された。

 2点先取された初回裏、1死一、二塁からまず適時二塁打を放った。続く5番山内早織の適時打に、二塁から好走塁で本塁を突いて応えるなど「らしい」プレーを演じた。

 「これだけ数字を残せるのは本当にありがたい。長くやらせてもらっている」と感謝しつつ、前人未到の領域を進む32歳は硬い表情を崩さなかった。いまだ進化途上とし、妥協に背を向けて理想を追い続ける。(田中暁)

◎毎回の9奪三振 21歳誕生日を飾る…ビックカメラ・勝股
 ビックカメラ高崎は2番手勝股美咲が5回1/3を無失点、毎回の9奪三振の快投で、21歳の誕生日を今季初勝利で飾った。「ライズボールを警戒させる中で直球を引っかけさせたり、三振も取れた」と笑顔で語った。

 先月26日の日立戦の反省から制球を意識した。特に手応えがあったのはライズの回転数。「高めにボール1個抜けると長打にされる。しっかり回転をかけ、思うところに投げられた」と今季取り組む手首強化の成果を語った。

 「仲間の調子が悪いときに支え合い、チームとして立て直せた」と岩渕有美監督もたたえた。二回途中からの緊急登板で期待に応え、気持ち良く21歳のスタートを切った。

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