箱根駅伝予選会 上武大は14位 2年ぶりの本戦出場ならず
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スタート前に打ち合わせをする上武大
予選会で力走する各校の選手たち=陸上自衛隊立川駐屯地周回コース(代表撮影)
選手にエールを送る来場者

 第97回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝、来年1月2、3日)の出場権10枠を懸けた予選会が17日、東京・陸上自衛隊立川駐屯地の周回コース(ハーフマラソン、21.0975キロ)で46校が参加して行われ、群馬県の上武大は14位となり2年連続で本戦切符を逃した。各校上位10人の合計タイムで争い、上武は10時間36分44秒だった。群馬県勢はほかに、育英大が11時間1分16秒で30位、高崎経大が11時間35分28秒で33位だった。例年は駐屯地をスタートし国営昭和記念公園にゴールしていたが、今年は新型コロナウイルスの影響でコースを変更、無観客で実施した。

◎周囲の速さ 認識上回る…上武大
 上武大にとって固定観念が壊れるレースだった。主力から中間層まで設定タイムをクリアし、予選を通過できると踏んでいた10時間39分台を大きく上回る結果だった。しかしふたを開ければ、10位専大との差は2分45秒。近藤重勝監督は上毛新聞の取材に「選手は100パーセント力を発揮してくれた。周囲のレベルが上がり、今までの基準を変えないといけない」と予選会の激化を感じていた。

 今年は駐屯地内を周回する平たんなコース。降雨はあったが、気温は11度前後でレースの高速化が予想された。

 上武も前半から設定タイムを上回るペースを刻み、後半も粘りを見せた。フリーで走った2年生の村上航大はチームトップの1時間2分1秒でタイムを稼ぎ、中間層も崩れずにまとまっていた。

 しかし周囲の速さが上武の認識を上回った。岩崎大洋主将は「上武はたたき上げの集団。レースの高速化によって持ちタイムが結果に直接反映された」と振り返った。

 順大などの本戦常連校が上位に入った。一方で、初出場を狙う麗沢大(13位)や駿河台大(15位)など近年力を付けている大学も台頭する。上武は中間層の底上げなど、チーム力のさらなる向上を余儀なくされるだろう。村上は「今までと同じ意識で取り組んでいてはだめ。チームの設定ペースも見直し、それに見合ったトレーニングが必要」と話し、岩崎は「後輩には2年連続で落ちた事実に慣れず、自分の実力の概念を覆してほしい」と託した。

◎画面越しにエール送る…上武大で50人応援
 上武大は17日、パブリックビューイングによる箱根駅伝予選会の応援会を、高崎市新町の同大高崎キャンパスで開いた。教職員と同大チア部員計約50人が、画面越しの選手にエールを送った。

 来場者はモニターに上武大の選手が映ると「来た来た!」「頑張って」などと応援し、選手がゴールすると喜びの声を上げた。

 14位で本戦出場を逃したが、会場は温かい拍手に包まれた。渋谷朋子理事長は「選手はよく健闘してくれた。結果を受け止め、来年に向けて頑張ってほしい」と話した。

 今年の予選会は、新型コロナウイルス感染症対策で無観客開催となったため、教職員と同部員が感染防止に配慮して応援会を実施した。

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