《全国高校サッカー県大会》桐生第一が6連覇中の前橋育英破る
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前橋育英―桐生第一 前半終了間際、桐生第一の入沢(左から3人目)が2点目を挙げ仲間から祝福を受ける=太田市運動公園サッカー場
常磐―藤岡工 後半、常磐の荒井(中央)が冷静にシュートを決め4点目=太田市運動公園サッカー場

 高校サッカーの第99回全国選手権群馬県大会第3日は18日、県内4会場で3回戦8試合を行い、桐生第一が6年連続優勝中だった前橋育英を3-2で下した。常磐は5-0で藤岡工に快勝した。大会第4日は25日、県内4会場で準々決勝を行う。

 ▽3回戦
桐生第一 3(2―0)2 前橋育英
      (1―2)


◎相手を研究 「良さ消す」
 桐生第一は、2013年度の優勝以降、選手権出場の道を5度阻まれた前橋育英から勝利をもぎ取った。田野豪一監督は「前半に相手の良さを消せた」と勝因を語った。

 前半、右サイドからのFKをゴール中央でMF浅田陽太が左足で合わせ先制。前半終了間際にはMF入沢祥真が左サイドの混戦を抜け出し、浮き球をボレーでゴール中央へ決めて差を広げた。公式戦中止が続く中、両校が参加するU-18(18歳以下)のプリンスリーグ関東などで相手を研究してきた。立ち上がり20分で得点することや球を奪ってからの速いカウンターができ、前半はプラン通りに進んだ。

 後半も勢いは続いた。練習で重視したセットプレーが生き、開始早々、ファーサイドに飛んだCKをMF金沢康太が右足で合わせた。3点リードは大きかったが、相手はやはり王者。反撃の圧力に2点を奪われた。落合遥斗主将は「安心してしまった。無失点で抑えたかった」と自戒する。それでも「個人では相手が一枚上。チームで勝つことができた」と一丸の勝利を喜んだ。

 田野監督は「目標は育英に勝つことではなく、全国出場。気合の入る決勝の前、次の2戦(準々決勝、準決勝)が大事」と見据えた。(田中憲一)

◎反撃及ばずV7逸する…前橋育英
 前橋育英は3点のビハインドをはね返しきれず、大会7連覇が消えた。J1神戸入りが内定しているMF桜井辰徳は「やり切った思いはあるが(チームのエースナンバー)14番の仕事ができなかった」と涙をのんだ。

 奮起した後半は球を保持してから横の動きでスペースを生み、チャンスをつくり続けた。2点を奪い、詰め寄ったものの、試合終了の笛が鳴って選手はピッチに倒れた。

 熊倉弘貴主将は「どこかに甘さがあった。前半は自分たちのサッカーができなかったが、1失点に抑えていれば…」と唇をかんだ。

 ▽3回戦
常磐 5(3―0)0 藤岡工
    (2―0)


◎終始攻勢 常磐が圧勝
 終始攻め込んだ常磐が圧勝した。自由を与えない意識で藤岡工の得点機をつぶし、攻撃に余裕が生まれた。前半、FWアシファが先取点を挙げたのに続き、左CKをMF南雲颯が「ファーサイドにいい球が来た。飛び込むしかない」と頭で合わせ2点目。勢いは続き、3点を追加した。

 近藤太洋主将は「声出しやヘッドで負けないことなど、少しはできたかな」と、笑顔で振り返った。間野健彦監督は「負けを恐れずチャレンジしたい」と4強へ意気込んだ。

高経附  1―0  利根商
新島学園 4―0  農大二
共愛学園 3―2  館 林
前 橋  1―0  前橋東
前橋商  7―1 安中総合
伊勢崎工 0―0  沼 田
  (PK8―7)

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