スバル、元日へ弾みを きょう熊谷で東日本実業団駅伝
[2020/11/03 06:00]
全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝、来年1月1日・群馬県庁発着)の出場権を懸けた第61回東日本実業団対抗駅伝が11月3日、埼玉県の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場発着の公園内特設周回コース(7区間76.4キロ)で行われ、本県のSUBARU(スバル)は21年連続の本戦出場を狙う。参加24チームのうち、全日本の出場権獲得は上位12チームまで。8年ぶりの全日本入賞に向けて、奥谷亘監督は「予選を上位で突破し、弾みをつけたい」と力を込める。
◎期待の2年目3選手が成長
4区までに貯金をつくる前半型の区間配置で勝負する。コロナ禍で今季はレースが少なく、他チームの調子を図りにくい状況。奥谷監督は「どんな展開になるか読めない部分があるので、早めに上位へ抜け出して当落線上の争いを避けたい」と話す。
確実に好スタートを切るため、1区(13.4キロ)には安定感のあるベテラン牧良輔を配置。外国人ランナーが多い2区(8.4キロ)のロロット・アンドリューは、10月24日の記録会で5000メートル13分25秒76の自己ベストをマークし、調子を上げてきた。
好材料は、8位通過だった前回大会に出場できなかった入社2年目の3選手のメンバー入り。両膝の半月板を痛めて昨季ほとんどレースに出場できなかった住吉秀昭は、復帰後にチーム一の練習量で力を付け、最長区間の3区(16.8キロ)を任されるまでに成長。5区(8.4キロ)の中村拳梧は秋口に調子を上げ、メンバー入りを勝ち取った。
【スバル区間エントリー】
氏 名 出身大 1万メートル自己ベスト
▽1区(13.4キロ)
牧 良輔 新潟医療福祉大 28分45秒60
▽2区(8.4キロ)
ロロット・アンドリュー
ケニア出身 27分33秒21
▽3区(16.8キロ)
住吉 秀昭 国 士 舘 大 28分32秒56
▽4区(8.4キロ)
梶谷 瑠哉 青 学 大 28分39秒07
▽5区(8.4キロ)
中村 拳梧 東 洋 大 29分21秒96
▽6区(8.4キロ)
口町 亮 東 洋 大 28分42秒36
▽7区(12.6キロ)
○小山 司 帝 京 大 28分45秒24
▽補欠
阿久津圭司 早 大 28分23秒14
高本 真樹 駒 大 29分11秒68
藤原 滋記 早 大 28分48秒54
レダマ・ウェズレイ
ケニア出身 27分41秒12
国川 恭朗 麗 沢 大 28分36秒38
(○は主将)