ぐんまウェブマラソンがスタート 全国から3964人が参加
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ぐんまウェブマラソン2020の開始を受け、仲間とともに走るランナー=前橋市の利根川敷島緑地付近
家族や施設スタッフの協力を得て10キロに挑戦する佐藤さん(中)
家族とともに元気いっぱいに走る樹生君(左)=桃ノ木川沿い

 スマートフォンアプリを使って距離を記録しながら走る「ぐんまウェブマラソン2020」(県、上毛新聞社主催)が、3日午前9時にスタートした。チャレンジ100(100キロ)、チャレンジフル(42.195キロ)、チャレンジ10(10キロ)の3種目に、宮崎県を除く46都道府県から3964人がエントリー。16日までに好きな場所を走り、累積距離でそれぞれ完走を目指す。

 新型コロナウイルスの影響で中止になった「第30回ぐんまマラソン」の代替イベント。アプリをダウンロードすれば、いつでもどこでも参加できる。タイムは競わない。種目別のエントリー数はチャレンジ100が756人、チャレンジフルが1977人、チャレンジ10が1231人。

 初日は、例年ぐんまマラソンのメイン会場となる前橋市の正田醤油スタジアム群馬周辺にも、多くのランナーが集まった。マスクを着用し、他のランナーとの間隔を空けるなど配慮しながらランニングを楽しんでいた。

 3日午後8時時点でチャレンジフルは37人、チャレンジ10は100人以上が完走した。チャレンジ100の完走者はゼロで、トップは約61キロ走った。

◎オリジナルTシャツと共に完走目指す
 3日に開幕した「ぐんまウェブマラソン2020」は、エントリーした全国の3964人が思い思いの場所でスタートを切った。前橋市の正田醤油スタジアム群馬周辺では、参加賞のオリジナルTシャツを着用した人が目立ち、密環境を避けながら生き生きと体を動かした。

 ぐんまマラソンに参加してきたランナー有志11人は、検温や手指の消毒など新型コロナウイルスの感染防止対策を講じた上でスタジアム周辺を走った。100キロ完走を目指す「チャレンジ100」にエントリーした橋爪里美さん(48)=同市=は「久々の大会で目標ができた。こつこつと距離を稼いで頑張りたい」と意気込んだ。

 会社の同僚の宮本由美子さん(56)=同市=と南香理さん(28)=同市=は、ここ数年、ぐんまマラソンの10キロ部門に参加していることからウェブマラソンにもエントリー。初日はぐんまマラソンの10キロコースを走り、2人は「実際の大会と違い、タイムを気にせずに楽しく走れる」と話した。週末を使い、16日までに42.195キロの完走を目指す。

◎歳の差78歳 最年長&最年少参加者も挑戦スタート
 3日に始まったぐんまウェブマラソンには、幼児からお年寄りまで参加している。最高齢82歳の佐藤富美子さん(前橋市)と、最年少4歳の小沢樹生いつき君(同)も第一歩を踏み出した。

■「明日も大丈夫」最高齢82歳 佐藤富美子さん(前橋)
 チャレンジ10(10キロ)に挑戦する佐藤さんは大のマラソン好きで、大会が始まったころから参加、5年前に病を患ってからも歩行器を付けて挑戦を続けてきた。介護施設で家族や施設スタッフの協力を得て「(10キロ完走は)行けます。完走しましょうね」と宣言し、元気にスタートを切った。

 「イチ、ニ、イチ、ニ」とリズムを保ちながら目標である約1キロ先の自宅に着くと、程よい気温にも誘われ、再び施設を目指した。途中休憩を促すも「休まない」と余裕の表情で到着すると「疲れたけど明日も大丈夫」と笑顔を見せた。

 運動が趣味という佐藤さん。スキーやテニスなど幅広く競技に接し、今も孫とバドミントンをするなど体力を保ち続ける。5年前から参加するリバーサイドジョギングは昨年の記録が最も良かったという。週3回ほど利用する施設では大会が近づくとトレーニングを増やし備えてきた。目標を意識することで生活に張りが生まれた。

 10キロ到達時は施設のスタッフがゴールテープを用意し迎え入れる。娘の青木宣子さんは「(母は)努力家で100歳まで走ると言っている。楽しんで完走してほしい」と温かい目で見守った。

■「めっちゃ疲れた」最年少4歳 小沢樹生君(前橋)
 小沢君は午前10時ごろ、準備運動を終えると「エイエイオー」と元気いっぱいに声を出して、家族とともに自宅近くの桃ノ木川沿いを走り始めた。チャレンジ10(10キロ)の完走を目指す。

 ぐんまマラソンには2歳から参加し、今年で3回目。姉の芽生さん(7)が保育園年中の時に、園の友人らと参加したのがきっかけで恒例となった。

 2年間参加したリバーサイドジョギング(約4.2キロ)では父の茂さんに肩車されたりしながら走ってきたが、この日は、「イチ、ニ、ファイト」と茂さんの掛け声に合わせ、4.4キロを42分で自力で走り抜き、自己ベストを更新。「めっちゃ疲れたー」と力を出し切った様子。休憩を挟み、7.3キロを走った。

 これまで赤城山の長七郎山を登ったり、日々の散歩で体づくりをしており、母の亜記さんは「子どもの成長をかみしめたい」とぐんまマラソンを1年間の集大成に位置付けてきた。この日の子どもの走りを見て、茂さんも「よく頑張れた。すごい成長」と顔をほころばせた。

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