群馬県中学駅伝 中央中等が女子で初優勝 男子 前橋七が初V
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女子 2位でたすきをつなぐ高崎中央中等の4区岡村(左)とアンカー杉森=渋川市総合公園陸上競技場
男子 優勝した前橋七のアンカー、深町=渋川市総合公園陸上競技場

 群馬県中学校総合体育大会・第70回県中学校駅伝大会は7日、渋川市総合公園陸上競技場を発着点に行われ、男子(6区間、16.7キロ)は前橋七が56分29秒、女子(5区間、11.01キロ)は中央中等が40分52秒でともに初優勝した。前橋七は2017年の女子に続く頂点、中央中等は学校として男女合わせて初の栄冠。男女の上位4校(男子=前橋七、東吾妻、富岡南、甘楽、女子=中央中等、新島学園、吉岡、伊勢崎四)は関東大会(12月5日、茨城)に出場する。例年優勝校が出場している全国中学校駅伝は中止が決まっている。

《レース経過・女子》
 1区は地元・渋川古巻の清水がトップ。2位でつないだ中央中等は2区周東が首位に立った。3区は吉岡の為谷が4人を抜き、区間賞を取り、トップで4区松村へ。2位を保ってきた中央中等は最終5区で杉森が区間トップの走りで逆転、2位に24秒の差を付けテープを切った。2位は好位置から後半順位を上げた新島学園、3位吉岡、4位は終始上位だった伊勢崎四。

◎3年生トリオ奮闘…中央中等
 女子は常に先頭争いを演じた中央中等が勝利をつかんだ。アンカーに1年生ながら県中学校混成記録会共通1500メートル4位で実績のある杉森由萌を置き、終盤勝負を狙った。

 1区の2年生、中村愛花は800メートルで全日本中学生通信陸上3位の実績を持つ。トラックとは勝手の違う走りにも「ペース配分がうまくいった」と2位の好位置でチームにまず流れをもたらした。

 中盤は3年生トリオがつないだ。2区周東礼奈は「自分の速さなら抜ける」と徐々に先頭との差を詰め、首位に躍り出た。順位を下げてからも3区渡辺咲和、4区岡村美 来主将が辛抱強く2位をキープ。最後は杉森が「先輩が頑張ってつないできた。何としても前に出たい」と先頭を奪い返しゴール、そのまま倒れ込んだ。

 陸上部、バスケットボール部の混成で8月から30分間の朝練で力を付けた。岡村主将は「まさか優勝できるとは。関東では最低でも群馬1位を守りたい」と意気込んだ。足立晋監督は「チームの雰囲気をつくってきた3年生3人がよくつないだ」と選手をたたえた。

《レース経過・男子》
 3校が首位を入れ替わる展開。1区は富岡南の柳沢が首位に立った。出遅れた前橋七は2区工藤が18人を抜いたが、この区間は東吾妻の丸橋がトップでつなぎ、3区赤池も先頭を死守した。4区は富岡南が斎藤の追い上げで再び首位浮上。しかし5区で前橋七の兼松が3人を抜いて初めて先頭に立ち、アンカー深町がそのままゴールした。4位に5区谷川が区間新をマークした甘楽が入った。

◎急造チームが力走…前橋七
 男子の前橋七は、全員が陸上部以外の部に所属する持久力自慢が集まった。各競技で大会中止となった悔しさを胸に、8月から毎朝の練習で走力を磨いた。加藤雅史監督は「結束力が高く、気持ちでつないだレースだった」と急造チームに拍手を送った。

 2区工藤光一郎は「(速い後続選手が控え)楽に走れた」と18人をごぼう抜き。3区長谷星那も5人抜きで続いた。徐々に順位を上げ、4位でたすきを受けた5区兼松諒丞は早めに追い付こうと、まず2人抜いた。苦手の上りを終えると「思った以上にいけた」と初めて先頭をとらえた。

 多くの選手が自己記録を大幅に更新した。小林龍生主将は「自分たちはまだ成長途中。関東では優勝を狙う」。レースを重ねながら進化が続く。(田中憲一)

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