土屋良輔(メモリード)男子マススタート制す 全日本選抜スケート
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男子マススタート 優勝した土屋良輔=YSアリーナ八戸

 スピードスケートの全日本選抜競技会八戸大会第2日は21日、青森県のYSアリーナ八戸で行われ、男子マススタートは土屋良輔(メモリード、嬬恋高出身)が優勝した。同1000メートルは新浜立也(高崎健大職)が1分9秒28で2位。0秒02上回った藤野裕人(ジョイフィット)が制した。

 女子1000メートルは高木美帆(日体大職)が1分14秒89のリンクレコードで優勝し、小平奈緒(相沢病院)が0秒86差で2位。前日の3000メートルで2位だった小野寺優奈(富士急、高崎健大出身)は8位だった。

◎展開思惑通り中盤から独走

 男子マススタートは16人が一斉にスタートし、ポイントを稼ぎながら16周で争う戦い。集団にいた土屋は抜け出ようと加速するも、有力選手にマークされて逃げ切れずにいた。それでもレース中盤に3度目の試みが成功し、集団を置き去りにした。残り2周で2位との差を確認して勝利を確信。1万メートルの日本記録保持者として、世界レベルの滑りを見せつけた貫禄の勝利だった。

 長距離が主戦場の土屋は、前週の帯広大会5000メートルでラスト1周のスプリント勝負に持ち込まれ、僅差で敗れて2位となった。種目は違えど6400メートルで競うマススタートで危なげなく逃げ切り、思惑通りのレース展開ができたことは大きな収穫となった。

 それでも世界で戦う土屋にとって「(世界で)勝つには前に出て独走を続ける体力を、もっと付ける必要がある」と気を引き締める。

 22日は今季初出場となる1万メートルを予定する。2018年平昌ピョンチャン五輪、さらに昨季の世界距離別選手権と日本記録を塗り替え続け、日本人で初めて12分台をマークしたレコードホルダー。この1勝を弾みに本命種目でも好記録を期待したい。(田中憲一)

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