ラグビー女子W杯へ突進 群馬3選手躍動 日本代表候補が実戦
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赤組―青組 後半、状況を的確に判断しパスを出す青組のSH津久井=熊谷ラグビー場
前半17分、青組のロック桜井(中央)がゴールライン手前まで攻め込む。直後に味方がトライを決める
後半、力強く攻める赤組のFB平山

 ラグビーの女子15人制日本代表候補が29日、埼玉・熊谷ラグビー場で紅白戦を行い、群馬県関係ではロック桜井綾乃(横河武蔵野、高崎女高出身)とSH津久井萌(同、農大二高出身)、FB平山愛(自衛隊体育学校、桐生商高出身)の3人が先発出場し、来年のワールドカップ(W杯)アジア予選に向けて調整した。7人制男女の日本代表候補も来年の東京五輪に向けて代表選考の一環となる紅白戦を実施。観客は上限3千人に設定し、1417人が来場した。

◎津久井、桜井が活躍

 女子15人制の2017年W杯で日本人初のベストフィフティーンに選ばれたSH津久井が、代表候補を2チームに分けた試合の青組として出場。試合は22-51で赤組に敗れたものの、テンポのいい球出しや巧みなパスワークを見せた。

 津久井と同じ高崎RC出身のロック桜井も、青組で先発出場。W杯2大会連続出場に向けて、力強い突進でアピールした。前半17分に敵陣右サイドの密集から津久井がパスを出し、ゴールライン手前10メートルほどでキャッチ。相手の人数をかけた防御の壁を突破し、ボールをゴールライン付近に運んでトライにつなげた。

 倒れた後に素早く立ち上がって次のプレーに向かう「バックインゲーム」をチームの目標に掲げた。津久井は自身の戻りを速くするだけでなく、司令塔として後ろから指示。日本代表史上最年少の17歳で出場した前回W杯は「周りの声を聞いてパスを出すだけでよかったが、今は自分で考えてコミュニケーションを取らないと」と意識の変化を示した。

 後半は津久井も運動量が落ち、赤組に差を広げられた。37分に 両足ふくらはぎがつって無念の交代。自粛期間後、初の40分 ハーフの試合に出場し「すごく疲れた。このくらいの強度で普段から練習しないと いけない」と課題を見つめ直した。
(越谷奈都美)

◎平山フル出場

 女子15人制日本代表候補の県勢3人のうち、赤組のFB平山が唯一フル出場した。的確に戦況を読み、左サイドからの攻撃に貢献。後半23分には独走する相手フッカーを力強いタックルで止めるなど、防御の最後の砦としての役割も果たした。コンバージョンキックは角度のある位置もあったため、成功は4本中1本と課題も残した。

 昨年から日本代表の活動に参加し、11月にヨーロッパ遠征のテストマッチでデビュー。桐生商高時代はバスケットボール部だった28歳は、アジア予選、そして初のW杯出場を狙っている。

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