ニューイヤー駅伝 きょう号砲 7区間100キロで36チーム競う
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ニューイヤー駅伝の選手や関係者が準備を進める県庁付近は、沿道での観戦自粛を求める看板が立った。看板は県内各地に約150枚を設置した=31日、前橋・県庁前通り

 全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)は1日、群馬県庁前発着の7区間100キロで行われ、各地区予選を勝ち上がった36チームが出場する。旭化成は5連覇を狙い、東京五輪マラソン代表を擁するトヨタ自動車と富士通が王座奪取に闘志を燃やす。上武大出身選手が在籍するGMOインターネットグループなど力のあるチームもあり、今年の上州路も激しい争いが演じられそうだ。

 新型コロナウイルス感染対策を徹底し、主催者側が沿道、中継所での応援自粛を呼び掛けている。本来は37チームが参加予定だったが、関係者に新型コロナの陽性者が確認されたカネボウが出場を辞退した。

◎沿道での観戦自粛を
 駅伝といえば、たすきリレー。だが今季の群馬県高校生でたすきをつなげたのは、12月末の全国高校駅伝に出場した農大二と常磐だけ。10月の県高校駅伝、11月の関東高校駅伝は区間ごとのトラックレースの記録を集計した。新型コロナウイルス感染拡大防止のためだ。

 競技場内を走るトラックレースは観客の出入りを制限できるが、公道を使った例年通りの形式で沿道の観客を管理することは難しい。関係者は卒業生らに協力を仰いで沿道の係員を増やし、観戦自粛の事前周知を徹底するなどの対策を立て通常開催の道を探った。だが観客の安全対策を万全にすることは困難とされ、県大会1カ月前に県高校体育連盟はトラック開催を発表した。

 ある指導者は県高校駅伝の後、「代表校を決めるためだけの試合で、生徒がかわいそうだ」と残念がった。3年生の一人は「仲間とたすきをつなげないのは、やっぱり寂しい」とつぶやいた。月内にも県内でいくつかの駅伝が予定され、秋になれば県高校駅伝が開かれるだろう。たすきをつなげないランナーをこれ以上、増やしたくない。

 公道を使う駅伝は地域住民やファン以外の人々の理解を得る必要があり、クラスター(感染者集団)発生で医療現場に負担を掛けることも避けなければならない。きょうの全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)の主催者は「沿道で応援しないことが、選手たちへの最大の応援になります」という。テレビ、ラジオ、インターネットの速報を駆使して自宅から楽しみ、沿道での応援はくれぐれも自重したい。(越谷奈都美)

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