箱根駅伝で集大成の快走誓う 7区担当の東洋大・西山和弥
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最後の箱根路にピークを合わせる西山(東洋大提供)

 新春の箱根路を走る第97回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)は3日午前8時から復路がスタートする。3大会前から2年連続1区の区間賞を獲得した往路2位の東洋大・西山和弥(農大二高出身)は最終学年の今回、7区を担当する。チームのエースとして最後の箱根路に挑む。

◎大迫傑選手主催の合宿で刺激 心境に変化も
 西山が区間賞を獲得した1、2年時、チームも往路連続優勝し、総合成績2位(2018年)、3位(19年)。だが3年連続1区出走となった前回は区間14位でチームも往路11位に沈み、総合10位でシード権を守るのがやっとだった。西山の出来はチーム成績に直結する。「ふがいない結果でチームに迷惑を掛けた分、最後に恩返ししたい」とエースの仕事を果たすつもりだ。

 後輩の活躍から力を得ている。昨年7月に農大二高3年の石田洸介が男子5000メートルの日本高校記録を樹立。自身は不調の中にいただけに「刺激を受けた。自分ももっと頑張らなければいけないと思った」と振り返る。8月にはマラソンの日本記録保持者で東京五輪代表の大迫傑(ナイキ)が主催する合宿でも石田と顔を合わせ、高校生らしからぬ意識の高さに驚いたという。

 合宿参加は、不振の打開策として酒井俊幸監督から提案を受けた。大迫と質の高い練習を共にし、競技に対する思いを聞く中で「自分の今までの取り組みに甘いところがあると感じた」と心境に変化があった。10月には1万メートルの自己ベストを更新した。

 一方で11月の全日本大学駅伝は7区で区間11位。12月初めの日本選手権長距離種目の5000メートルも2組28位。それでも「今年は質の高い練習ができている。箱根駅伝に向けてしっかり調整すれば、走れるという状態」と手応えを口にする。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、主催者が沿道の観戦自粛を呼び掛ける中で開催される。家族からも現地応援を控えると連絡があったが「沿道は一瞬で通り過ぎてしまうが、テレビならずっと見てもらえる。苦しいときは、テレビの前で応援してくれる人を思って走りたい」と力を込めた。

《略歴》にしやま・かずや
 1998年11月生まれ。伊勢崎一中―農大二高。167センチ、53キロ。自己ベストは1万メートル28分3秒94、5000メートル13分46秒95。

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