女子ソフトの藤田倭 ビックカメラ高崎に加入 五輪へ切磋琢磨
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上野(左)と一緒に練習で汗を流す藤田=高崎市ソフトボール場

 ソフトボール日本リーグ女子1部で2連覇中のビックカメラ高崎に移籍した投打「二刀流」の藤田倭投手が7日、群馬県の高崎市ソフトボール場「宇津木スタジアム」で初練習に参加し、練習後のリモート会見で「みんな最初の練習から動ける体をつくってきて、勝負への向き合い方が強い。自分も日本一に貢献したい」と話した。東京五輪に向けて昨季限りで同1部の太陽誘電を退団し、尊敬する上野由岐子投手ら五輪候補が集うビックで切磋琢磨せっさたくまする意図を語った。

―移籍の経緯を。
 東京五輪が1年延期となり、日本リーグの開幕前から自分はどうあるべきか、成長して五輪を迎えられるか考えるようになった。自分自身と深く向き合えた。自分はまだ日本一になったことがなく経験したいという思いはあるし、強いチームに入ることで変われるのではという期待があった。

 誘電で12年間、お世話になった。山路典子監督をはじめチームに感謝しているし、どれだけ恩返しできたか自問し、本当にこの選択が合っているか悩んだが、次のステップに進むためリーグ終了後に決断した。

―上野投手の存在が背中を押した。
 事前に相談はしなかったが憧れの選手。上野さんがいたおかげで今回の選択があった。マウンドに立っている時の独特の雰囲気、強さ、誰もが認めるエースという形がある。自分は体力的にも技術的にも程遠い。少しでも多くのことを取り入れ、いつか肩を並べられるよう努力して「藤田倭」という形にしたい。

 若手が話しやすい雰囲気をつくり、技術も伝えるのを代表で見てきた。一流の選手は自分のことだけをやれば良いのではないと背中で教わった。今回の初練習で上野さんに「特別変わったことはないよね」と言われたが、自分からしたらグラウンドに行けば上野さんがいる、これが毎日続くのはすごく光栄なことだ。

―登板機会を巡りチーム内競争は厳しくなる。
 上野さんだけでなく(五輪候補の)浜村ゆかりと勝股美咲の両投手もいる。そこで結果を出せるよう成長しなくては。負けていられないし、切磋琢磨して戦っていく。我妻悠香捕手とは代表で長年バッテリーを組んでいるが、さらに内容を詰められる。これまで対戦した米国勢と違い日本人打者は柔軟な打撃技術があるので、会話を重ねて試合のつくり方をさらに理解したい。

―東京五輪に向けて。
 自分自身のプレーにもっと責任感を持たないと。今まで自分がつくりあげたスタイルで勝負してきたが、技術的に粗削りな部分は多い。岩渕有美監督や上野さんに教わって技術、心の持ち方を吸収し、一日を大切に過ごしていく。

 ふじた・やまと 1990年12月生まれ。右投げ右打ち。165センチ。佐賀女高卒。2012年から日本代表でプレーし、12、14年世界選手権優勝、14、18年アジア大会優勝。

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