冬季スケート国体 県選手団派遣せず 史上初「安全を最優先」
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昨年の開始式で本県の県旗を掲げて入場する旗手=YSアリーナ八戸

 新型コロナウイルス感染拡大による国の緊急事態宣言の対象地域に追加された岐阜、愛知の両県で開かれる国体スケート、アイスホッケー競技会(27~31日)について、群馬県スポーツ協会は20日、県選手団派遣を取りやめると発表した。今後、棄権届を大会実行委員会や日本スポーツ協会に提出する。本県の国体不参加は冬季、本大会(夏季、秋季大会当時を含む)を通じて初めて。

 県スポ協によると、全国から選手や競技関係者が集まるため、安全の担保が難しく、選手の所属先によっては大会後の自主隔離が必要になるなど日常生活に支障の出る恐れがあると判断した。渡辺幸男会長は「社会的影響を考え、今回は見送るしかない」と語った。

 今回はフィギュアスケートとアイスホッケーの県勢出場はなく、スピードスケートに2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪男子代表の土屋良輔(メモリード、嬬恋高出身)ら26選手、ショートトラックに13選手が出場予定だった。

 県スケート連盟が監督や選手の意向を取りまとめたところ、大会での感染リスクや大会後の対応を不安視する声が上がった。干川多賀幸事務局長は「苦渋の決断だが、安全を最優先した」と説明した。

 本県のほか、茨城県も棄権を決定。日本スポ協には各地から大会参加見合わせの相談があり、同様の動きが今後広がる可能性がある。都道府県の4分の1以上の参加が困難な場合、開催可否を改めて検討する。

 本県は昨年のスケート、アイスホッケー男女総合得点(天皇杯順位)112点で9位、スケートの女子総合得点(皇后杯順位)59点で4位だった。

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