《今季に懸ける》進化続ける韋駄天 ソフトバンク・周東佑京内野手
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東京五輪に向け「今季序盤で活躍したい」と話すソフトバンクの周東(共同)

 ソフトバンクの周東佑京内野手は昨季、13試合連続盗塁の日本記録を打ち立て、50盗塁で初の盗塁王のタイトルを獲得。チームの4年連続日本一の原動力となった。各球団のマークが厳しくなる中、進化を続ける韋駄天いだてんは今年に延期となった東京五輪出場も視野に入れる。

―昨季の初盗塁は開幕31試合目だった。
 スタート、中間走、スライディングを全て完璧にしないと厳しいと一昨年から感じていた。それを意識しすぎて、自分を追い込んでいた。でも、最初の盗塁の際に少し余裕を持ってスタートしても大丈夫と確認できたことが、後につながった。

―各球団が警戒する中で結果を残した。
 一昨年の終盤から相手バッテリーもけん制を入れたり、速球で打者を早めに追い込んだりして走らせないようにしてきた。自分が早めに得点圏へ進んで、打者が楽に打てる状況をつくりたかった。最初の3球以内に走ろうという意識を持っていた。

―日本新記録となる連続試合盗塁を決めた。
 場面によって、走れたら走るし、いけなければ打者に打ってもらうしかない。バッテリーの意識をどれだけこちらへ向けられるかを常に考えていた。連続して成功しているから走らなければ、という意識は全くなかった。

―契約更改では「走塁の地位向上」を訴えた。
 やった人間にしか言えないこともある。昨季は盗塁王も獲得できたし、言い出すタイミングは「今かな」と思っていた。得点を挙げた打者はクローズアップされやすいが、それにつながる一つ前の走塁を見てほしかった。一つ先の塁を狙ったことで得点でき、チームが勝ったということを認めてもらいたかった。

―東京五輪が予定される特別なシーズンになる。
 野球がある五輪で、それが東京で行われる。生きているうちに二度とないチャンスだし、出場したい。代表に選ばれるにはシーズン序盤にしっかり結果を残して、どんどんアピールするしかない。まずはシーズンで活躍を、と思っている。

 しゅうとう・うきょう 1996年2月生まれ。群馬県太田市出身。農大二高―東農大北海道オホーツク。2017年の育成ドラフト2位でソフトバンクに入団し、19年支配下選手登録。20年に盗塁王。19年プレミア12日本代表。179センチ、66キロ。

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