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昨年末にさいたま市で開かれた総合格闘技イベント「RIZIN.26」で、約1年ぶりにRIZINバンタム級王座に就いた総合格闘家の堀口恭司さん(30)=群馬県高崎市出身=が27日、群馬県庁を訪れて山本一太知事と対談した。相手の膝下を蹴る「カーフキック」が話題になった前戦を振り返った後、格闘家を選んだ理由や練習拠点とする米国での生活について語った。
◎師匠の山本KID徳郁さん「優しくて世話好きな人だった」
5歳で空手を始めた堀口さんは高校卒業後、憧れだった総合格闘家の故山本KID徳郁さんに師事した。2010年にプロデビューを果たすと、遠くから一気に間合いを詰める打撃中心のスタイルでKO勝利を量産。13年に世界最高峰のUFC(米国)に参戦し、7勝1敗と好成績を残した。
5年前から米国名門の「アメリカン・トップチーム(ATT)」に所属。一時はRIZINに加え、UFCと二大看板の「ベラトール」のバンタム級ベルトを手にしたものの、19年冬に右膝のけがでどちらも返上。昨年末のRIZIN.26で、以前負けた相手に挑戦して復活を果たした。
この日の対談で、復帰戦は複数の戦い方を用意して臨んだと説明。「やり返してやろうという思いがあったので、(勝利を)見せられて良かった。前に負けた時は両親や応援団が泣いたが、今回はみんな笑顔だった」と振り返った。
高崎市で育った自身の生い立ちなども紹介。プロ格闘家になる目標を、できる限り早い段階で実現したいと考えて高校卒業後すぐに上京したと明かし、師匠でもある山本KIDさんについては「テレビだとやんちゃなイメージだが、実際は優しくて世話好きな人だった」と懐かしんだ。
ATTの練習内容は「精神論がなく、技術が全ての世界」だといい、将来的に人材育成に携わる意欲も示した。堀口さんのファンだという山本知事は「総合格闘技は素晴らしいスポーツだ。群馬県民にも応援していただきたい」と締めくくった。
対談は山本知事が参院議員時代から続けているインターネット番組「直滑降ストリーム」の中で行った。