坂爪(太田工高出身)愛知の優勝に一役 スケート国体Sトラック成年男子5000R
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成年男子5000メートルリレーで優勝に貢献した坂爪=名古屋市ガイシプラザ

 国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会最終日は31日、名古屋市のガイシプラザなどで行われ、ショートトラック成年男子5000メートルリレーは、坂爪亮介(トヨタ自動車、太田工高出身)がメンバー入りした愛知県が優勝した。同500メートルは2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪代表の吉永一貴(愛知・中京大)が制し、1000メートル、5000メートルリレーとの3冠を達成した。成年女子は菊池純礼(山梨・富士急)が勝った。スピードの3000メートルは少年女子で堀川桃香(北海道・白樺学園高)、成年女子で小坂凜(三重県スポーツ協会)が優勝し、ともに1500メートルとの2冠。アイスホッケーは成年、少年とも北海道が制し、成年は5連覇、少年は18連覇となった。

◎一時的に現役復帰


 2014年ソチ、18年平昌冬季五輪代表で、18年に引退した坂爪が、およそ3年ぶりに全国の舞台に姿を見せた。成年男子5000メートルリレー決勝に愛知県代表で出場し、優勝に一役買った。「4人で滑るのでプレッシャーは4倍あったが、その分うれしさも多く感じた」とほっとした様子だった。

 平昌五輪の1000メートルで5位に入った功労者は、19年からトヨタ自動車のアシスタントコーチを務めているが、愛知県監督から打診を受け、一時的に現役復帰。平昌でともに戦った吉永一貴(中京大)と再びリレーを組んだ。タッチのタイミングや、加速では現役時代を彷彿とさせる滑りを見せ、今大会3冠の吉永は「やはり坂爪さんのリレーでのスキルはうまいと思った。平昌までのことを思い出した気がする」と感慨深そうに話した。坂爪は第一線へ戻る意欲について問われると「全く思わない。みんな速いです」と笑顔で否定した。

 トヨタのコーチとして「自分が取れなかった五輪のメダルを取らせてあげたい。悔しさを後輩に託す」と現役時から得意としてきた戦術面での指導や、スケート道具の管理に注力し、メダリスト育成に努めている。「五輪までの過程をサポートしたい。自分の経験を生かしていく」。最前線を走ったスケーターは裏方としてショートトラックをけん引していく。(丸山朱理)

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