“親子鷹”挑戦実る 池内がゴルフプロテスト合格
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プロ認定を受けツアー出場権獲得を目指す池内

 ゴルフのプロテストに、池内けい(26)=前橋市=が合格した。父は男子ツアー優勝の経歴を持つシニアの信治(61)。最も身近な「一番の師匠」に指導を受け、20歳から挑戦し続けた親子鷹の挑戦が実った。「優勝できる力を持った強いプロゴルファーになる」。父にトロフィーを見せる夢を胸に、飛躍を誓う。

 18歳で出場した県ジュニア選手権優勝をきっかけに、プロになろうと決意。白水ゴルフ倶楽部(渋川市)で研修生として技術を磨いた。プロ野球選手のような182センチ、90キロの体格から豪快なドライバーショットをイメージされがちだが、「短い距離を正確に打つタイプ」と自己分析する。
 
 最終テストに初めて残った2018年は合格ラインに2打差。「(プロ資格が)手の届く場所にある」と手応えを感じた。弱点克服よりも得意なプレーに磨きを掛けようと、アプローチの精度を高めた。実戦を通してスコアの組み立て方も意識してきた。

 新型コロナウイルスの影響で各ツアーとも試合が減った昨年、女子の青木瀬令奈(前橋商高出身)と何度もコースを共にし、プロの戦い方に刺激を受けた。「一打に対しての覚悟や失敗したときの気持ちの持ち方を学んだ」と、試合中の心構えを感じ取った。

 昨年11月の最終テスト(福岡・玄海GC)は海風と硬く速いグリーンに苦しんでスコアが伸びず、3日目を終えて56位タイと振るわなかった。最終日は「失敗があっても気にしない」と自分に言い聞かせ、ミスをしっかりカバー。2バーディー2ボギーとスコアを安定させて合格圏内の39位タイに浮上した。

 技術面を口うるさく言わない父からは「練習の場を提供してもらっている。一打も無駄にするな」と感謝の気持ちを教えられてきた。プロ1年目の今季はツアー出場資格を得るための予選会(クォリファイングトーナメント)の最終戦出場を目標に置く。距離の長いコースに「上位に食い込むには飛距離アップが必須。目標は300ヤード」と課題と向き合う日々を送る。

 いけうち・けい  1994年11月生まれ。前橋元総社中―学芸館高出身。182センチ、90キロ。

 PGA(日本プロゴルフ協会)資格認定プロテスト トーナメントに出場するプロゴルファーになるための実技試験。毎年1回開催され、ふるい落とし形式でプレ予選、1次、2次、最終の4段階を行う。最終テストの上位50人がプロとして認定される。新型コロナウイルスの影響で2020年は2次、最終の2段階に縮小された。

 クォリファイングトーナメント(QT) 認定プロの中でツアー本戦出場資格を得るための予選会。プロテストと同様に例年は実戦を1~4次まで行い、最終戦上位者が翌年度のツアー出場権を得る。

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