見延は3回戦敗退 男子フェンシング・エペ
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男子エペ個人3回戦で敗れた見延和靖=幕張メッセ

◎山田と上野は4強逃す

 男子エペ個人で見延和靖(ネクサス)は初戦の2回戦でユルカ(チェコ)に勝ったが、3回戦でリオデジャネイロ五輪金メダルの朴相永(韓国)に敗戦。山田優(自衛隊)は準々決勝でサンタレッリ(イタリア)に13-15で敗れ、6位だった。初戦の2回戦でペトロフ(キルギス)、3回戦でクルバノフ(カザフスタン)を破った。

 加納虹輝(JAL)は2回戦でE・ガロッツォ(イタリア)を下したが、3回戦でビダ(ROC)に敗れた。カノヌ(フランス)が優勝した。

 女子フルーレ個人は、上野優佳(中大)が準々決勝でキーファー(米国)に11-15で敗れ、6位。初戦の2回戦でモハメド(エジプト)、3回戦でロス(米国)に勝利していた。東晟良(日体大)はライアン(カナダ)に、東莉央(明治安田生命)は全希淑(韓国)に2回戦で敗れた。キーファーが優勝した。

団体で金誓う 見延

 日本男子エペの先駆者で 団体主将の見延にしては一方的な 敗戦だった。国際大会で 何度も対戦した朴に近距離での勝負を強いられ、「ソーシャルディスタンス並み」と称される約2メートルのリーチを生かせなかった。

 見延は広い間合いに加えて、足元の攻撃からすぐ剣を戻して胸元を突くなど上下連動した動きも持ち、2018-19年シーズンに、この競技日本人初の年間世界ランキング1位を達成した。近距離の瞬発力で勝負する朴とは、アウトボクサーとファイターの関係に近かった。

 見延好みの遠距離になると、朴はすかさず飛び下がって守りを固めた。距離が詰まると先手を取って猛烈な突き。近距離の動きに緩急があり、急停止から放つカウンター戦術も厄介だった。見延は誘いに乗らなかったものの、攻撃のペースをつかみ損ねた。

 「腕と脚の2テンポで加速する選手。今回はリズムを変えてきていた。彼の間合いをフットワークで突破するなど作戦を考えていたが、打開できないうちに試合が終わってしまった」と唇をかんだ。

 23日の開会式で行進し、運営スタッフら大会を支える人々の存在をあらためて実感。多くの人手、努力の上で成り立つ「特別な五輪」だからこそ、勝利だけを見る。「このままでは終われない。団体で必ず金メダルを取って、大成功の大会にする」と誓った。(田中暁)

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