東京パラリンピックが開幕 ギタリストの布袋さん演奏
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東京パラリンピックの開会式で、旗手の岩渕幸洋(手前左)と谷真海を先頭に入場行進する日本選手団=24日夜、国立競技場
東京パラリンピックの開会式で聖火台に点火した最終走者の(左から)森崎可林、上地結衣、内田峻介
東京パラリンピックの開会式に登場した布袋寅泰さん(中央)=24日夜、国立競技場

 第16回夏季パラリンピック東京大会は24日、東京・国立競技場で開会式が行われ、開幕した。新型コロナウイルスの影響で1年延期されてなお危機的な感染状況が続き、東京、千葉、埼玉、静岡の全会場で原則無観客開催になる。161の国・地域と難民選手団を合わせ、史上最多4403人の選手が参加する大会は、障害の有無など多様性を認め合う「共生」を目指し、社会を変える契機にできるかどうかが問われる。

 日本で障害者スポーツの扉を開いた1964年の第2回大会以来、57年ぶりとなる東京開催。同じ都市で2度目の夏季大会が開かれるのは初。競技は25日に始まり、22競技539種目が9月5日まで行われる。

 都内では五輪開幕後に感染者が急増し、医療が逼迫(ひっぱく)。五輪同様に外部との接触を避ける「バブル方式」を採用するが、パラは基礎疾患がある選手も多く、重症化リスクなどの不安を抱える。

 教育的価値から児童や生徒に観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」は実施されるが、一部自治体では中止となった。

 式には菅義偉首相や東京都の小池百合子知事らも出席し、大会名誉総裁の天皇陛下が開会を宣言された。47都道府県とパラ発祥の地とされる英国ストーク・マンデビルで採火した炎を一つにした聖火は、最後に登場した車いすテニス女子の上地結衣(27)=三井住友銀行=ら3人により聖火台にともされた。

 日本選手団は全競技に過去最多の254選手で臨む。卓球男子の岩渕幸洋(26)=協和キリン=とトライアスロン女子の谷真海(39)=サントリー=がペアで旗手を務め、開催国として最後にマスク姿で入場した。

 緊迫した情勢が続くアフガニスタンなどは参加を断念し、新型コロナの影響でキリバスなど4カ国も来日できなかった。

◎布袋寅泰さんギターで鼓舞
 ギタリストの布袋寅泰さんは、公募で選ばれた和合由依さん(13)が演じた「片翼の小さな飛行機」を音楽で鼓舞するロックバンドの一員として登場した。江戸期の絵師、伊藤若冲の日本画で装飾したトラックの荷台に乗り、開会式のために書き下ろした曲を全盲のギタリストらと披露して会場を盛り上げた。

 布袋さんは1982年にロックバンド「BOOWY」でレコードデビュー。88年の解散後は映画音楽なども制作し、96年アトランタ五輪の閉会式にも出演した。

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