《平昌五輪展望》ノルディックスキー複合 渡部暁、20秒差つければ「金」(荻原健司氏)
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荻原健司氏

 ノルディックスキー複合は14日に個人ノーマルヒルが行われ、前回ソチ冬季五輪銀メダルの渡部暁斗(北野建設)が複合の日本勢初の個人種目制覇を狙う。1992年アルベールビル、94年リレハンメルの五輪団体2連覇の荻原健司氏がレースを展望した。

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 金メダルの鍵は前半飛躍(ヒルサイズ=HS109メートル)。今の渡部暁のジャンプができれば、首位か2番手につけられる。前半首位で、後半距離(10キロ)で2位に20秒以上の差をつければ金メダルの確率はかなり高い。2番手以下でも首位から20秒以内なら可能性はある。優勝の条件はプラスマイナス20秒だろう。

 渡部暁の故郷、長野県白馬村の台に似ているので、不安なく飛んでくれると思う。距離のコースはアップダウンが比較的大きい。渡部暁はきついコースの方が得意だ。ワールドカップ(W杯)の個人総合で渡部暁に次ぐ2位のヤン・シュミット(ノルウェー)がライバル。互いにベストを出すとすれば、ジャンプは渡部暁の方が上で、走力は五分五分とみる。

 ジャンプ台の風があそこまで強いと不安要素も働く。精神的に強い、経験豊富な選手が有利になる。他の日本勢では、渡部善斗(北野建設)はノーマルヒルの方が得意で、精神面をうまくコントロールできればいいジャンプをしてくれる。山元豪(ダイチ)とともに入賞が期待できるだろう。(アルベールビル、リレハンメル五輪団体金メダリスト)

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