上武大 11年連続11回目11位で箱根路決めた 箱根駅伝予選会
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11年連続の本戦出場を決め、喜ぶ上武大の選手=東京・国営昭和記念公園
ゴール直前でスパートをかける上武大の久保田(130)
力走する高経大の(左から)小川、湯川、辻

 【東京=大橋周平、中里圭秀】東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)の予選会が13日、東京都の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園にゴールするハーフマラソン(21.0975キロ)で行われ、本大会出場11枠を懸けて関東の39校が熱戦を繰り広げた。各校上位10人の合計タイムで争われ、群馬県勢の上武大は10時間46分51秒で11位に滑り込み、11年連続11回目の出場を決めた。高経大は12時間4分45秒で35位だった。

 上武大は15キロ通過時の上位10人の合計タイムで14位だったが終盤に巻き返し、12位と1分50秒差でゴールした。太田黒卓主将と熊倉優介が1時間3分台で走り、同4分台が4人、同5分台が4人だった。近藤重勝監督は「後半しっかり順位を上げてくれた。選手が最後まで諦めなかった」と胸をなで下ろした。

◎「諦めなかった」胸なで下ろす

 本戦出場を懸けた当落線上の争いは白熱した。15キロ通過時、上武大は上位10人の合計タイムで14位と苦戦。選手も監督も焦りはあったが、後半の粘り強さがチームの真骨頂だ。17.4キロで13位に浮上して11位に30秒差まで迫り、驚異の巻き返しが始まりを告げた。

 チーム1位の1時間3分34秒で走った太田黒卓主将は後半、周囲がペースを乱す中で着実に足を運んだ。この日は走りやすい気候で全体がハイペースになったが、立ち上がりから自重し突っ込まなかった。状態が万全ではなく「スピード勝負だと厳しくなる。前半に落ち着いて走り、後半に周りが落ちる中で最低限の仕事ができた」とレースプランを貫いた。

 同2位でゴールした熊倉優介ら他の主力も前半抑えてレースを運んだ。近藤重勝監督の「もっと行けと言えば行けたと思うが、主力も調子が上がりきっていなかった。突っ込んで崩れると怖かったので粘って持ち味を出してもらった」という駆け引きがさえた。

 そして同10位の淵喜輝も崩れることなく1時間5分24秒でまとめ「14位と聞いてやばいと思った。15~20キロでペースを上げ、沿道の声援で頑張れた」と高いチーム力を示した。

 大会ルールの二つの変更も後押しした。記念大会のため従来より通過が1枠増えたことが一つ。そして走行距離がこれまでの20キロからハーフマラソンに延びたこと。終盤にタイムを稼げたことを考えれば、1キロ余りの延びは間違いなく上武大にプラスに働いた。

 11位が確定した瞬間、選手らは大歓声を上げて抱き合った。11年目の箱根路に一丸で乗り込む。(中里圭秀)

◎初の舞台に「ワクワク」…伊勢崎商高出身の上武大・久保田

 上武大4年生で予選会初出場の久保田直生(伊勢崎商高出身)が、チーム9位の1時間5分17秒でゴールした。「いつか走りたかった。目標の舞台でワクワクした」と白い歯を見せた。

 緊張もあったが「その中でも本当に最低限の走りができた」と息をついた。チームは中盤まで低調で「最後苦しかったが、もがく感じで粘った」。

 上武大を選んだ理由は「下からはい上がる選手が多いところに魅力を感じた」。集大成の年に全力を尽くす。

◎高崎経済大 一丸積極的な走り…35位で終了

 8年連続で予選会に出場した高経大は12時間4分45秒で35位。高橋栄作監督は「個々の設定タイムはクリアできた。1年生も積極的に臨めた」と選手をねぎらった。

 エースの菊池琢哉がチーム1位の1時間9分58秒で走り、1年生の小川孝代と田崎健太郎が同2、3位と力走。湯川友博主将は「3、4年生が序盤に引っ張り、後半に1年生2人が上げてくれた。チームとしてよく走れた」と達成感を口にした。

 国公立大の中で4位。目標の3位には届かなかったが、一丸のレース展開に高橋監督は「将来的には30位以内に入るチームに成長したい」と話した。


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