夢舞台 指名待つ 25日、プロ野球ドラフト会議
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
7月の都市対抗大会初戦で力投したスバルの高橋史典=東京ドーム
今夏甲子園の横浜戦で2ランを放つ花咲徳栄の野村
 

 プロ野球のドラフト会議が25日、都内のホテルで開かれる。群馬県関係では、社会人で日本生命の高橋拓已(前橋育英高出身)やホンダ鈴鹿の柘植世那(健大高崎高出身)、SUBARU(スバル)の高橋史典に注目が集まる。高校生では野村佑希(花咲徳栄、伊勢崎境西中出身)や山下航汰(健大高崎)がプロを狙う。運命の日を前に、ドラフトの行方を展望する。

◎左腕・高橋拓 即戦力の期待 高校生は野村、山下ら
 高校、大学、社会人で全国舞台に立った実績十分な左腕高橋拓。大阪ガスの補強選手として出場した7月の都市対抗大会では、優勝に貢献した。侍ジャパンの一員としてアジア大会で国際経験も積み、プロ即戦力の期待は大きい。

 最速148キロの直球と多彩な変化球を両コーナーへ投げ分ける技術に定評。社会人1年目からリリーフ登板を重ね「ピンチの場面での勝負強さ」(高橋)に自信がある。9球団の調査書が届き「評価してもらえてうれしい」と指名を祈る。

 入社2年目から正捕手を任される柘植にとっても、「勝負の年」だ。甲子園に3度出場して高校通算32本塁打も、3年前は指名漏れの悔しさを味わった。強肩強打は健在で、「この日のために3年間やった。夢であるプロの世界で戦うイメージしかない」と自信を口にする。

 右腕高橋史には3球団が関心を寄せる。最速153キロの直球と決め球のスプリットが武器。大学時代と比べて体が一回り大きくなり、制球と変化球の質に磨きがかかった。昨年のドラフト指名がなかったのが不思議なほどの逸材。大卒3年目で、幼少期から抱いた夢の実現なるか。「人事を尽くして天命を待つ」

 スバルでは2年目の弓削隼人に対する評価もまずまず。左腕補強にうってつけの人材で、5球団が指名を視野に入れる。けがから完全復活した5年目右腕の小野和博にも可能性がある。

 高校生の大本命は野村だ。昨夏甲子園で2年生4番として、2本塁打を放って全国制覇に貢献。今夏は4番投手で、2年連続で甲子園の土を踏んだ。圧倒的なパワーを生かし、プロでは野手で勝負する。

 「1年目から結果を出せるように」と体を鍛えてきた。ドラフトは「ドキドキ半分、楽しみ半分」。上位指名なるか。

 超高校級スラッガーで通算75本塁打を誇る山下にも注目したい。昨春の選抜甲子園で大会史上2人目、2年生では初となる1大会2本の満塁弾を放ち、全国にその名を広めた。今夏の県大会を終え、飛距離を伸ばそうと体重は3キロ増。課題の外野守備を重点強化した。一時は大学進学も考えたが、両親に「チャンスがある時に行った方がいい」と背中を押された。将来性を買われた指名はあるか。

◎ペガサスの速水、富田も 巨人が関心
 独立リーグで今季日本一に輝いた群馬ダイヤモンドペガサス選手にもドラフト指名の可能性がある。速水隆成(桐生第一高出身)と富田光孝(農大二高出身)に巨人が関心を寄せている。昨年捕手に転向した速水は「ペガサスで野球と向き合えた。不安はあるが待つだけ」とし、三塁に定着した富田は「育成でも指名してくれれば」と吉報を願う。

 大学生はいずれも独立リーグ志望だが、東海大北海道キャンパスの有間裕亮(前橋工高出身)、大東大の青柳正輝(伊勢崎清明高出身)、順大の萩原拓光(渋川高出身)の名前が上がっている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事