頂点へ 士気高める 全国高校サッカー群馬県大会 10日に準決勝
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(左から)伝統の背番号「14」を背負い、攻守に躍動する前橋育英のボランチMF秋山、準々決勝で決勝ゴールを挙げた健大高崎FW大塚。長身を生かしたポストプレーで流れを変える
(左から)常磐ボランチMF吉田は中盤で激しく競り合い、相手攻撃の芽を摘む、天性のパスセンスを持つ桐生第一のMF田中が攻撃のリズムをつくる

 高校サッカーの第97回全国選手権群馬県大会決勝トーナメントは10日、前橋市の県営サッカー場で準決勝が行われ、4強が激突する。第1試合は午前10時半から前橋育英と健大高崎、第2試合は午後1時半から常磐と桐生第一が対戦する。

《前橋育英―健大高崎》攻守充実の前橋育英/勢いに乗る健大高崎

 攻守に充実する前橋育英の経験値か、高い攻撃力を持つ健大高崎の勢いが勝るか、注目の一戦だ。

 育英は選手権2連覇を懸けて戦う。J内定コンビのMF秋山裕紀とFW榎本樹ら全国を経験したメンバーと、ここ1年で急激に成長した選手が融合し、攻守に隙がない。左SBの塩田直輝やMF鏑木瑞生は関東大会で活躍し、トップチームに定着した。FW室井彗佑やMF森隼平はスピードがある。モットーである速い攻守の切り替えを全員で徹底し、盤石の戦いで準決勝に駒を進めてきた。

 健大高崎は4強のうち唯一ノーシードから勝ち上がり、勢いがある。最大の強みは攻撃で、速いパスワークで相手を揺さぶる。けがから復帰したMF羽鳥颯太主将が攻撃を組み立て、エースFW佐藤恵太郎が得点を狙う。中盤のMF新井海斗と2年生MF橋爪悟は攻守の要。キーマンは準々決勝で途中出場し、決勝点を奪ったFW大塚海都。長身を生かしたポストプレーで流れを変える。2強(前橋育英、桐生第一)撃破へ、士気は高まっている。

《常磐―桐生第一》守備強みの常磐/攻撃多彩な桐生第一

 粘り強い守備で全国出場を狙う常磐に対し、桐生第一はスピード感のある攻撃で打開する。激しい攻防が繰り広げられそうだ。

 常磐は粘りの守備が武器。4強で唯一、無失点で勝ち進んでいる。ゲーム主将を務めるDF羽生大輝、DF閑野力を中心に全員がハードワークする。攻撃はポストプレーに強いFWアギアル優介、FWサンチェスアロンソが軸だ。ボランチのMF吉田徹琉や、2回戦で劇的な決勝ゴールを奪ったMF小柳龍斗は存在感を増す。ロングボールを生かした攻撃だけでなく、セットプレーからもチャンスをつくる。

 桐一の中盤の要はJ1仙台に内定するレフティMF田中渉。長短のパスを織り交ぜ、攻撃のリズムを生む。準々決勝では全3得点に絡む活躍をみせた。FW小沢謙登やMF松下駿也らスピードのある攻撃陣は健在で、ボランチのMF梅林幹はバランサーとして安定感を増してきた。FW若月大和、MF落合遥斗の出場も鍵。「全国制覇」を掲げるDF中野就斗主将は2試合連続で先制ゴールを挙げ、好調ぶりをアピールする。

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