勝利へパンチ磨く 全日本女子ボクシング県勢7人出場 20日から
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ともに優勝を目指す館林女高の星野(左)と石川
初出場で躍進を狙う伊勢崎工高の(左から)大島、大沢、湯本

 女子ボクシングで国内最高峰の第17回全日本選手権(12月20~24日、長崎市)に、群馬県の高校生と大学生計7人が出場する。ジュニアの部は、館林女高でライトフライ級の石川紗璃名とフェザー級の星野萌、伊勢崎工高でピン級の大沢夏凜、フライ級の湯本光、バンタム級の大島楓子が挑む。シニアの2人を含め、県勢は上位入賞が期待されるつわものぞろいだ。

 館女ボクシング部は11年前に同好会として発足し、今や全日本チャンピオンを輩出する名門だ。今大会の優勝候補筆頭は「ボクシングをやるために(館女に)入った」という2年星野。前回は3位で「悔しさをかみしめた」。長いリーチを生かしつつ、自信のある重い右のボディーで相手を仕留める。2020年東京五輪出場を目指す17歳は、頂点にしか興味がない。

 県内敵なしの3年石川は格闘技経験豊富。才能は一級だが、これまで「上位大会で結果が残せていない」。悔しさをばねに実戦を積み、相手のパンチの見極めと精神面を重点的に強化してきた。力のある右ストレートを武器に、高校最後の全日本で有終の美を飾る。

 伊工は3人とも初出場となる。エースは「兄の影響でボクシングジムに通い始めた」という1年湯本。中学時代にバスケットボールで身に付けた軽快なステップと、男子部員との練習で磨いたパンチ力が強みだ。選手層の厚い階級で激戦が予想されるが、自慢の「きれいなボクシング」で優勝をもぎ取る。

 大沢はまだ競技歴1年あまり。経験は浅いものの、地道なミット打ちに加え、50キロのベンチプレスを上げることでぐっと体力がついた。期待の成長株だ。その線の細さからは想像できない「生きているパンチの連打」で、相手を圧倒する。

 サウスポー大島も高校でボクシングを始めた。公式戦デビューは5月だったにもかかわらず、高い運動能力を生かして今秋の県高校新人大会では、わずか32秒でRSC(レフェリーストップコンテスト)勝ちを収めた。足を動かしながら相手のリードを右ではらい、左でダウンさせるのが理想の戦い方。「ガードが下がってしまう癖」を直し、1戦必勝で臨む。

 いしかわ・さりな 2000年4月生まれ。栃木・足利協和中出身。空手と柔道で格闘技の基礎を身に付けた。性格は明るい。162センチ。
 ほしの・もえ 2001年6月生まれ。太田東中出身。小学5、6年時に空手で全国制覇。中学3年でボクシング2冠。170センチ。
 おおさわ・かりん 2001年7月生まれ。前橋広瀬中出身。昨年11月にマネジャーから選手に転向した。世界史が得意。156センチ。
 ゆもと・ひかり 2002年9月生まれ。太田城東中出身。小学5年でジムに通い始めた。憧れのボクサーは内山高志。156センチ。
 おおしま・ふうこ 2001年9月生まれ。伊勢崎四中出身。小学時代は空手に打ち込んだ。昨年9月に競技を開始した。159センチ。

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