甲子園「夢のよう」 健大高崎女子マネ2人が練習補助
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練習中、選手に大声で残り時間を知らせる健大高崎高野球部女子マネジャーの(左から)植原さんと吉田さん=甲子園

 【甲子園=和泉皓也】第89回選抜高校野球大会(19日開幕)は16日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で出場校を対象とした「甲子園練習」が行われ、健大高崎高の女子マネジャー2人が聖地を踏んだ。これまで甲子園の練習は安全への配慮から参加が制限されていたが、主催の日本高野連が今大会から条件付きで認めた。群馬県内の高校の女子マネジャーの参加は同校が初めて。

 参加したのは3年の吉田二千佳さんと植原菜月さん。ヘルメットをかぶって、立ち入りが許された人工芝のベンチ前に立った。ストップウオッチを片手に時間を計り、練習メニューの切り替えが近づくと「1分前!」「終わり!」と大きな声を響かせた。

 タイムキーパーは30分間と短い甲子園練習の時間を有効活用するために重要な役割。最初は2人とも緊張した様子だったが、少しずつ笑顔になった。練習を終えた2人は「球場がすごく大きくて感動した」「夢のようだった」と声を弾ませた。

 同部の女子マネジャーは6人。今回は現地入りした上級生の2人が担当した。練習も手伝うし、グラウンド回りの草むしりや監督室の掃除、選手が食べる丼飯の炊飯もする。

 陰で支えてくれるマネジャーの存在に、中心投手の伊藤敦紀選手(3年)も「裏方がいるおかげで、自分たちも野球に集中できる」と感謝する。青柳博文監督も「今日は一生懸命やってくれた。選手の励みになったはず」と言葉を送る。

 女子マネジャーの甲子園練習参加を巡っては、昨夏の甲子園で大分高の練習時に、ユニホームを着た女子マネジャーが補助を担当していたところ、大会関係者から制止を受けたことに対して批判が相次いでいた。

 日本高野連は昨年11月の理事会で、ヘルメットの着用など安全対策を義務付けた上で、外野ノック時のボール渡しやベンチ前でのタイムキーパーなどの補助を認めることを決めていた。

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