《上州百選~春を待つ》枝先に怪獣? 小鳥? 芽吹きの準備
早朝まで雨が降り続いた26日、全国高校野球選手権群馬大会の試合の実施に向けて大会補助員を務める前橋商野球部員ら約40人がグラウンドの水をくみとり、砂を入れるなどした。開始は1時間遅れたものの、準決勝2試合は順延されず行われた。
第1試合を戦う明和県央、前橋育英の野球部員も手伝いに参加。球場職員や大会役員らとともに大きなスポンジで水を吸い取り、守備位置やマウンド、ホームを中心に乾燥させた砂をまいてグラウンドを整えた。
前橋商の木暮洸貴さん(2年)は「選手が滑らないように気を付けた。来年は自分たちが(グラウンドに)立ちたい」と言い、同球場の新井悠司施設長は「選手にベストのプレーをしてもらえるよう、グラウンドもベストコンディションにしたい」と話していた。