《育英だより》宿舎の周辺を毎朝ごみ拾い 町の美化に一役
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
地域のごみ拾いをする前橋育英ナイン=大阪
ナインの体づくりなどに取り組む前橋育英の清水責任教師

 前橋育英ナインは大阪入りしてから毎朝、宿舎周辺のごみを拾っている。14日も午前6時15分ごろ集合し、各自がごみ袋を片手に15分ほど歩いて、町の美化に一役買った。

 小事に気づく心掛けを大切にする狙いで、寮生を中心に日ごろから行っている習慣。荒井直樹監督や清水陽介責任教師、中沢洋一部長ら指導陣も参加する。鈴木志音(3年)は「タバコの吸い殻が多い。ごみのある場所を探すことで視野が広がる。来たときよりも減っている」と、道端に目を光らせた。

 この日の練習は同10時から、兵庫県尼崎市のベイコム野球場で約2時間にわたって行った。飯島大夢主将は「初戦は5失点してしまったので、ゼロに近づけたい」と15日の2回戦を見据えた。

◎選手の体づくり 専門知識と経験生かす…清水陽介コーチ
 前橋育英の責任教師を兼ねる清水陽介コーチは、自身の経験と専門知識を基に体力づくり、走塁、捕手の指導などに取り組む。4人が140キロ超の速球を投げる投手陣の力を引き出したのも、この人だ。

 主に捕手としてプレーしたが、農大二高時代に自信のあった肩を故障した。一度は野球を諦めたが「それを取ったら何もない」というスポーツ好き。国士舘大ではアメリカンフットボールに親しみ、大学院で体力づくりの専門知識を学んだ。

 縁あって2007年に育英野球部のコーチに就いた。失敗も含め、全ての経験を生かして選手と向き合っている。

 体力づくりは3年夏の“ゴール”から逆算し、長期メニューを組み立てる。トレーニングのメインは股関 節や内転筋など野球に必 要な筋肉を鍛えるスクワット。特に瞬発力強化に有効で、主戦の皆川喬涼は入学時から球速が20キロ以上伸びた。

 「成長した選手が喜ぶ姿は自分のことのようにうれしい」と、やりがいを語る。荒井直樹監督が「(選手の成長は)体づくりが大きい。100パーセント信頼している」と断言するほど、チームに欠かせない存在だ。

◎カツオ食べ「験担ぎ」 明徳の地元・高知の名物
 前橋育英ナインは大阪入りすると試合前日、相手チームの地元の名物を食べて「験担ぎ」する。15日の2回戦で戦う明徳義塾は高知。大阪市内の宿舎で14日夕、カツオのたたきをおいしく平らげた。

 食べる量がチーム一番という根岸崇裕は「カツオは好き。これを食べてあした勝ちたい」と箸を進めた。深川理来は「カツオはあまり好きじゃないけど、食べて相手のパワーをなくします」と宣言。木島佑起も普段はカツオをあまり食べないと言うが「あしたは倒します!」と頬張った。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事