桐生第一で甲子園制覇の福田治男監督 利根商で指導開始
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練習後のミーティングで選手に指導する福田監督=利根商高野球場

 群馬県の桐生第一高野球部監督として1999年に全国高校野球選手権を制した福田治男氏(57)が1日、利根商業高監督に就任した。公式戦初采配となる春季関東地区高校野球大会県予選(13日開幕)に向けて、すでに3月上旬から同校の練習に合流。北毛初の甲子園出場を目標に掲げ「気力が続く限り、チャレンジする」と指導に熱を入れている。

◎教えがい感じる 「5、6年で達成したい」

 「もっとランナー見て」「そこカバー入ろう」。就任初日の1日、冷たい風が吹き付ける同校野球場に福田監督の声が響いた。ランナーを置いたノックで、内野から外野まで細かく指導。高橋晃生主将は「一球一球のプレーを丁寧に見てもらえるので、毎日練習が楽しみ」と声を弾ませる。

 昨年10月末で桐生第一高を運営する桐丘学園を退職し、今年1月に利根商高の監督就任が決定。正式な就任は1日だったが、「少しでも早く選手の様子を見たい」と3月4日には新天地のグラウンドに立った。1カ月弱指導した選手たちについて「素直でいい子。若干まだおとなしさを感じるが、教えがいがあるね」と笑みを浮かべる。

 早速、人脈を生かし、甲子園で実績のある佐野日大(栃木)や浦和学院(埼玉)といった強豪校と練習試合を組んだ。「すぐには勝てないかもしれないが、強いチームと戦うからこそ学べるものがある」と期待する。

 目標は北毛悲願の甲子園出場。今後は選手勧誘にも力を入れ、「5、6年でなんとかしたい」と計画する。

 桐生第一高では創部から指導したが、今回は昨夏まで指揮を執った前監督の豊田義夫氏(元近大付監督)ら歴代指導者から引き継ぐ形となり「伝統を感じる。地域の方やOB会と密に連携し、責任を持って悲願を達成したい」と意気込んでいる。

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