高校野球1年生強化試合「若駒杯」 前橋育英が4度目のV
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6年ぶり4度目の優勝を喜ぶ前橋育英=伊勢崎市あずまスタジアム
前橋育英―桐生第一 2回表前橋育英1死二、三塁、町田の右犠飛で井上がかえり5点目
前橋育英―桐生第一 3回裏桐生第一1死二、三塁、阿部が桜井をかえす中前打を放つ=伊勢崎市あずまスタジアム

 高校野球の第43回1年生強化試合、第31回若駒杯(群馬県高野連主催、上毛新聞社後援)は11日、伊勢崎市あずまスタジアムで準決勝と決勝を行い、決勝は前橋育英が桐生第一を11―7で下し、6年ぶり4度目の頂点に立った。準決勝は前橋育英が健大高崎に4―3で競り勝ち、桐生第一は安中総合を12―2の六回コールドで下した。

 ▽決勝
前橋育英
 320 230 1―11
 012 000 4―7
桐生第一
▽二塁打 滝沢 飯島 山根 植竹2
▽審判 関根 山口 横沢 大倉


 ○…前橋育英が逃げ切った。初回、町田の適時打と菊池翔の2点打で3点先取。五回も1死から菊池翔の右前打と四球などで一、二塁とし、滝沢の適時二塁打、佐藤のスクイズ、井上の適時打で3点を挙げた。

 桐生第一は七回1死満塁から北川の遊ゴロ、植竹と阿部の適時打で4点を返したが、及ばなかった。

◎途中出場の選手が活躍
 強い前橋育英に憧れて門をたたいた若駒たちが、6年ぶりに王座を奪った。今年は31人が入部し、指揮を執った福井和真コーチは「例年以上にいい選手が多すぎて、誰を出すのかすごく迷った」とうれしい悲鳴。決勝、準決勝では計23人が出場し、ライバルの強豪私学2校を下した。

 途中出場の選手が仕事を果たし、層の厚さを見せつけた。桐生第一との決勝戦では、前日に2本塁打の皆川岳飛に代わり、二回裏から佐藤大我が出場。五回は1死二、三塁から初球でスクイズを決め、七回は2死一、三塁で中前適時打を放った。2打数2安打2打点で「もらったチャンスを大切に、強い気持ちでプレーできた」と胸を張った。

 投手は4投手が継投し、反撃をかわした。四回から登板した滝沢航輝は、185センチ、80キロの大型右腕。力のある直球を低めに集め、2イニングとも打者3人で終わらせた。ライバルが多いことを前向きに受け止め、「互いに高めあって、誰が出ても抑えられる最強の代になりたい」。目標は4投手の直球が最速140キロを超えた2年前のチームだという。

 2011年の若駒杯で優勝した先輩は、2年後の夏の甲子園でも頂点に立った。今大会でベンチに入った小川駿輝コーチは、当時の捕手。甲子園で小川コーチらの活躍を観戦したことがきっかけで、入部を決めた野村慶主将は「優勝した経験を教われるのがうれしい」と声を弾ませる。自分たちも日本一の栄冠をつかむつもりだ。

◎最終回4点 意地見せる…桐生第一
 桐生第一は最終七回、3安打を集めて4点を奪う意地を見せた。主砲の植竹流一るいは2死一、三塁から左中間二塁打で2点を返し「相手は強かったけれど、手応えもあった。すごく差があるわけではない」と希望を見いだした。

 選手は決勝トーナメントに進み、初めて公式ユニホームに袖を通した。1年生チームの佐藤博哉監督は「縦じまに恥じない頑張りだった」と終盤の反撃をたたえた。高橋塁主将は「2年間で差を埋めて、甲子園に行きたい」と語った。(越谷奈都美)

 ▽準決勝
安中総合
 001 010―2
 121 701x―12
桐生第一
(六回コールド)
▽二塁打 石井 山田 高川 真田
▽審判 山口 須永 関根 阿部勝


 ○…桐生第一が15安打の猛攻で大勝した。初回、2死二、三塁から阿部の内野安打で先制。四回は今井の右前打を皮切りに、打者11人で7点。伊藤、高川、橋本の3投手は2失点に抑えた。

 安中総合は三回、菅沼の四球と2盗塁などで1点。五回は小田切の適時打が出たが、ここまで。

 ▽準決勝
前橋育英
 102 100 0―4
 120 000 0―3
健大高崎
▽二塁打 野村 菊池楽 小沢 吉里 高村
▽審判 阿部勝 大倉 須永 横沢


 ○…前橋育英が接戦を制した。同点の四回、先頭関口が左前打で出塁し、菊池翔の犠打、菊池楽の進塁打などで勝ち越し。七回1死満塁で登板の早川は、内野ゴロ二つでピンチを切り抜けた。

 健大高崎は二回2死二、三塁から横尾の2点打で一時リードするも満塁の好機を3度逃した。

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