高校野球「若駒杯」 安中総合と前橋育英が準決勝へ
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安中総合―前橋東 4回表安中総合1死二、三塁、小田切が本多、角田をかえす右越え三塁打を放つ=伊勢崎崎市あずまスタジアム
関学附附―前橋前橋育英 3回裏前橋育英2死二塁、皆川が右越え2ランを放つ

 高校野球の第43回1年生強化試合・第31回若駒杯(群馬県高野連主催、上毛新聞社後援)は10日、伊勢崎市あずまスタジアムで決勝トーナメント1回戦2試合を行った。学校統合・開校後初めて予選を勝ち上がった安中総合が19―2で前橋東を下し、前橋育英は関学附に10―0でコールド勝ちした。11日は同会場で、桐生第一―安中総合(午前9時開始予定)、前橋育英―健大高崎(同11時半開始予定)の準決勝2試合と、決勝を行う。

 ▽1回戦
安中総合
 030 700 9―19
 002 000 0―2
前橋東
▽三塁打 本多 小田切2 内山 石井
▽二塁打 阿久津 冨所2 徳江 鎌塚
▽審判 遠藤 大川 阿部 須田


 ○…安中総合が19安打で打ち勝った。二回、左中間二塁打の阿久津を冨所が左越え二塁打でかえし、本多、角田の連続適時打で3点先取。四回は打者を12人、七回も13人を送り、突き放した。
 前橋東は三回、鎌塚の二塁打と徳江の適時打などで1点差に迫ったが、大量失点が痛かった。

◎出場選手全員 19安打で圧勝…安中総合
 選手11人の安中総合が、2倍近い人数の前橋東を強力打線で破った。代打も含めた出場選手全員の19安打で圧倒。指揮を執った土屋亮馬コーチは「ここまで打つとは。一人一人が全力でプレーできた」と目を細めた。

 西毛予選で結果を残した上位打線に負けじと、下位が踏ん張った。8番本多澪夢は3安打2四死球で全打席出塁。二回は2死二塁で打席に立ち、「絶対俺が決めてやる」と内角直球を強振した。打球は左中間を破り、適時三塁打となった。

 1学年上には、中学時代に日本代表を経験した好右腕、清水惇がいる。4打点を挙げた小田切龍勇は、清水と同じ中学出身で「一緒に私学を倒したい」と後を追った。次戦は早速、強豪桐生第一と対戦。菅沼弘人主将は「強い相手でも自分たちのプレーを貫く」と気後れしていない。

 ▽1回戦
関学附
 000 00―0
 055 0×―10
前橋育英
(五回コールド)
▽本塁打 皆川2
▽二塁打 天田2
▽審判 阿部 須田 遠藤 大川


 ○…前橋育英が投打で圧倒した。二回、安打の町田を井上が中前打でかえし先制。さらに天田の適時二塁打、皆川の3ランで主導権を握った。投手は滝沢、安藤の継投で、5回1安打無失点。

 関学附は二回、四球を足場に石原の犠打で2死二塁としたが、以降は得点圏に進めなかった。

◎前橋育英・皆川 2打席連続場外弾
 前橋育英の1番皆川岳飛が、2打席連続の場外本塁打で会場を沸かせた。兄は2年前に夏の甲子園で同校の背番号1を着けた喬涼(現・中大)。3度聖地のマウンドに上がった兄に劣らぬ衝撃を残したが、「あまり実感はない。まだ次がある」と冷静だった。

 二回1死一、二塁から、2球目の高めに浮いた直球を見逃さなかった。やや詰まりながらも、「当たった瞬間いくと思った」と打球は右翼スタンドを越えていった。持ち味は「追い込まれてからの粘り」というように、三回は2ストライクから場外に運んだ。

 中学時代は投手を務め、いずれは兄と同じくマウンドに立つつもり。だが、「まず生活面からしっかり『凡事徹底』をして、本当に強い選手になりたい」と地に足を着けていた。(越谷奈都美)

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